カンラン
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ときおり吹き荒れる春の突風のように、びゅおおおびゅおおおぅと日々が去りゆく。
月曜日には実家の隣の電器屋さんが両親からのホワイトデー(にしては高価すぎる)プレゼントを届けに来てくれ、水曜日には友人Yちゃん親子が遊びに来てくれた。会うのは4、5ヶ月ぶり。相変わらずつまみぐいしたくなるかわゆさだぜ(Yちゃんも、その子どもも)。 ちなみにYちゃん、来月第2子出産予定。 木曜日には関東に住む友人から手紙が届き、ほくほくとする。
それ以外の日は、明日14日のつちのこ父母来訪に備えてちょこちょこと掃除したり、買い物に出かけたりして過ごした。 あれやこれや気になるところは星の数ほどあったのだけど、ここまでくればもう「えぇい、ままよ!」の域。 考えてみると、昔っからそうだったね。学生時代のテスト勉強にしても、小心者なので死ぬほど焦ったり不安になったりするんだけど、最後は案外すぱっと諦めがついてしまう。この潔さを最初っから出せよ、と毎度思うのであります。 が、悪あがきも多少必要よね。その気持ちが大切。(本当に?)
そんな折、買出し先にて父母来訪に関係あるものからないものまでこまごまと入手。
お茶碗とコップ目的で出向いたナチュラルキッチン。 まさかすべて100円だなんて思えない雑貨屋さん。知らずに入ったら値札がついていないことに困惑して「これ、いくらですか?」って尋ねてしまいそう。 あんまりかわいいので、ぴのき用にりんご柄の食器を数点買ってしまった。だって、100円なんですもの。 つちのこ氏には「実は自分が使うつもりなんでしょ?」と鋭いつっこみを入れられる。陶器だからね。ぴのきが安心して扱えるようになるまではちょっと母が使っちゃおうかと・・・。いきなりばりん!じゃ悲しすぎるでしょ。
それはそれ、これはこれ、で、ごくごく一般的な100円ショップにも入店。 こっちはものすごい品揃え。ないものはないのではないかと思ってしまう。 ここではまさかの防振パッド(家電なんかの下に敷いて振動や摩擦を防ぐゴムパッド)を発見。ハンズかホームセンターに行かなきゃ見つかんないかなあと思っていたので、「うひゃっ」と声が出そうになった。やったー。
まさかと言えば、庭遊び用にままごとセットが欲しいと言っておもちゃコーナーを物色していたぴのき。そんな彼がまさかのミニクーパー(のミニカー。合言葉は、三度の飯よりミニクーパー)を発見してしまった。ままごとセットなどというものが消え去さった瞬間でありました。
いや、本当に100円ショップは発見の場だよ。発掘現場だよ。 次行ったときにはもうない、ってことも多いが。 (前の住まいは、ベランダに敷いた人口芝が茶と緑の二色使いだった。決してそうしたかったわけじゃなく、買い足しに行ったときにはもう同じ色が揃わなくて)
買い物途中でぴのきが眠りについたため、チャンスとばかりに書店へ。ぴのきが一緒だと、ねだられるわ騒がれるわでなかなかじっくり選べないのだ。
・「なんとなくな日々」川上弘美 ・「ミタカくんと私」銀色夏生
銀色夏生は詩集しか読んだことがなかったため、ちょっとした冒険心を抱いて手に取った。 ちらりと読んでみたところ、おもしろい。食わず嫌いだったなあ。
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