カンラン
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光がさす。
雲ひとつない、というよりは、やわらかな綿菓子にうっすら包まれたようなとてもとてもおだやかな晴れ間。
もしかするとこれから曇るかもしれないし、ぴかーっと晴れるかもしれない。予報など気にせず、心地よいこの瞬間の訪れをしずかに喜ぶ。 それでいいのだ。 騒がず、怯えず、不安がらず。 風に吹かれてゆるりといこう。ゆらゆら揺れるしなやかさを失ってしまったのなら、身を低くして動けるときを待てばいい。うずくまった腕の中には守るべきもの。その温もりを感じて。
この世は私の日とそうでない日のくり返しなのだから。
図書館に通うようになって、日の経つのが随分早く感じられる。 本の貸し出し期間はニ週間。月半ばあたりに借りた場合、カウンターで受け取るレシートには返却期限として、月末もしくは次の月はじめの日づけが印刷される。その大きく打ち出された数字の羅列を見て毎度毎度、ほぅ、もうそんなにか、と思うのだ。
現在、予約をかけている本は3冊。 ひとつは「納棺夫日記」。わりかし新しく、映画化もされた作品なので、いつになるかわからない。いけてるかいけてないか全く未知な白馬に乗った王子さまを待つ心境。
もうひとつは待つことになるとは思っていなかったのに、かれこれ1ヶ月ぐらい待っている、石田千の「店じまい」。いい本なのだろうなと予感させる、ほどよい待たされ具合。期待がふくらむ。
もう一冊は銀色夏生のエッセイ本。 今日図書館に立ち寄った折、受付の人が他館にてすでに確保済みであると教えてくれた。楽しみだ。 それまでに返すものは返すようにしないと。 (ぴのきがたくさん絵本を借りたがるので、現在私もぴのきも二人して貸出冊数マックス)
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