カンラン
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2009年09月25日(金) かみなりさま

かみなりさまになる。

当分おかっぱ頭が定着していたものの、伸びに伸び続けること7ヶ月。もはやまとめずにはおれない状態だったので、重い腰をあげて美容院へ行ってきた。

で、ここらでいっちょ盛大に変化を!ということで、かみなりさま。
くりくりのパーマをかけた。随分変わった。鏡に映る自分の顔(というか、髪)にいちいち「はっ!」とし、ぴのきにいたっては「まま、やばいよー」とのコメントをくれた。
お風呂に入ると、「ままのかみ、(元通りに)なおるかなあ」と毎度淡い期待を抱いているようだ。しばらくはこれでつっ走るぞー。





鹿児島の印鑑屋さんに電話をかける。

一目ぼれで始まり、恋焦がれていた印鑑。どうしよう、どうしようと家の中をうろうろし、受話器を手にしては、「でもやっぱり・・・」と弱気になる。ものすごい職人気質のこわい感じの人だったらどうしよう、とか、そもそもこんな電話を受けていただけるのだろうか、とか、さまざまのことが頭をよぎる。

ぴのきが落ち着いているのを確認してから、寝室で電話をかけた。
最初に電話に出たのはやさしそうな女の人。広島から電話をかけている旨伝えると「遠くからわざわざ・・・」と言って喜んでもらえた。

つぎに受話器から聴こえたのが職人さんの声。さきほどの女性よりさらにやさしい感じのおじいさんだ。置き文のお相手とおなじ鹿児島のなまりで丁寧に説明をしていただいた。

おかしなことに、電話を切ったあと涙が出そうになった。こんなことははじめてだ。
印鑑の話(しかもほんのとっかかり)しかしてないのに、日ごろのもやもやを聞いてもらって背中をさすってもらったかのよう。

おじいさんが口にした雑貨店の名前が耳に残っていて、泣き笑いになる。東京のお店で、多分とってもしゃれた感じの。店名にはフランス語が入っているのだけど、おじいさんが口にするとすごくひらがなな印象!

明日、ファックスが届く予定。
どきどきして待っている。


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