カンラン
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2009年10月28日(水)

以前日記に書いた、14年ぶりに連絡を取り合うことができた友人よりメールが届く。私が送った手紙と安産のお守りが無事海を渡って手元に届いたらしい。

最初にもらったメールは英語だったのだけど、今回は日本語で。「長らく日本語を使っていないので、恥ずかしい」と書いてあった。彼女のお母さんはアメリカ人で、昨年結婚したお相手も外国の人だもんなあ。

一緒に遊んでいたころ、私たちは日本語で会話していたし、古典は彼女の得意科目で「特講」だか「特論」だなんていう教科を好き好んで選択していた。
私はと言うと、国語に関しては普通クラスに入れたものの(数学は標準以下のクラス)、編入してはじめて古典という教科の存在を知り、大きな衝撃を受けたのだった。意味がわからない以前にまともに読むことすらままならないし、文法は謎のままに終わった。最後の試験では百人一首を気合で暗記。
こんなことならいっそのこと国語関係でも標準以下のクラスに入っておけばよかったと悔やみに悔やんだのだった。とほほ。

そんな彼女が日本語を思い出しながら一生懸命に打ってくれた短いメール。
あたたかくて、少しせつないよ。


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