カンラン
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2010年04月03日(土) そらとぶ切符

東京行きの航空券をとる。
飛行機や旅と縁遠い生活を送っているため、ここにこぎつくまでに相当な気合いを要した。チケットをとらなきゃなあと思いつつも、いやでもまだ何があるかわからないしなどと弱気が顔をのぞかせ堂々巡り。
おまけに、次のお給料が入ってからでもいいのでは、などというお金の心配もあって、旅行会社にたどり着いたときには魂が4分の1ほど消えかかった状態だった。

話をするのも面倒くさそうな旅行会社のお姉さんに対し、航空券は早くとった方が値段は安いのか、とか2時には東京駅に着いていたい(土地勘なし)など面倒な質問をなげかけ、「一概には言えません」ということばが何度か返ってくるも、残った魂で購入を決意。もうここで片を付けてしまいたいという一心。

「まずは航空会社を…」ということだったので、JALでもANAでもどちらでも構わない旨伝えると、「まずはお客様の方でご指定をいただかないと」とため息をつかれる始末。どちらだろうと安い方がありがたかったのだけど、この上比べてくれなどと面倒なリクエストをしたらどんなことになるか恐ろしかったので、少し考えて適当に答える。

そうこうして、無事東京行きの切符をとることができた。ここまでで魂は普段の半分ほどの大きさに。

こうなってくると、本当にもう少し東京が近ければなあと思わずにいられない。せめて、飛行機か新幹線か真剣に悩めるぐらいだったら。
新幹線なら満員で乗れないということなどまずなく、切符を買って飛び乗ることだってできる。気楽だ。でも、4、5時間かかるとなるとやはりしんどいのだ。
飛行機なら一時間半。しかも家のすぐ近くから空港行きリムジンに乗れるとなると、どうしても気持ちはこちらに傾くというものだ。

さてさて、どうか晴れやかな気持ちで東京の地を踏めますように。


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