カンラン
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2010年06月02日(水) さよならとこんにちは

毎週水曜日、習い事で一緒になるTさん母子。来月ふたり目を出産されるため、今日が最後の出席日となった。

いつも家を出るところからはじまり、教室に入るところ、みんなで手をつないで輪をつくるところ・・・とお子さんがいやいやをしてお母さんとしてはしんどい思いをすることがあったようだ。それが今日はどういうわけか、お子さんが大きな声で英単語を口にし、手をつなぎ、ぴのきと同じようにさようならの歌にあわせて先生にぶんぶんふりまわされていた。(私も今日、はじめて手をつないでもらえて嬉しかった!)

授業が終わり、ふと見ると、Tさんの目に涙が。お母さん、とっても嬉しかったんだなあと思って、見て見ぬふりをした。
はらはらして目が離せない、うちの子のように激しいタイプとは違っていても、やっぱり同様にしんどかったり歯がゆかったり、時には腹立たしかったりするんだろう。
最後の日にお子さんのかっこいい姿を見ることができてよかったと思う。彼にとっては、今日こそが発表会のようなものだったのかも知れないね。

習い事のあと、うちでご飯を食べて、遊んで、ちいさなお別れ会をした。
庭で遊んでいる子らを眺めながら、Tさんが食事のお返しにと買ってくれた苺のミルフィーユをふたりでゆっくりゆっくり時間をかけて食べた。
お腹の大きなTさんが「大きい」と言ったそのミルフィーユはぱりぱりと崩されて、時間とともに少しずつ少しずつ姿を消した。
名残惜しいけど、この甘いケーキがお腹の子のすぐ近くまで行くんだと思ったら、それはそれで寂しいことではないな、と思い直す。

元気なお子さんを!


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