カンラン
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つちのこ氏の影が薄くなっている。生きとし生けるもののオーラ、みたいなものが。
体調のほうは快方に向かっているようだが、なんというか、気配が感じられず・・・はっきり言ってしまえば幽霊のよう。(言ってしまった、言ってしまった) お風呂から上がり、リビングの戸を開けるといきなり真正面のソファに座っていたり(おでこに子どもサイズの冷却シート)、洗面所で振り向いたらものすごい至近距離で何かしていたり(やはりおでこに子どもサイズの冷却シート)。私自身、ここ2日ぐらいで何度も「ひぃっ!」などという悲鳴をあげては、その悲鳴でぴのきやつちのこ氏を驚かせており、もう一体誰が誰をびっくりさせているのかわからない状態。 つちのこ氏に言わせると、彼は日常と変わらずただ生活しているだけらしいのだが。そして、私の方が人の気配を感じなさすぎる、とも。
そこで、つちのこ氏は、開かずの寝室から出てこちらの世界に足を踏み入れる際には早い段階から「ちゃおー、ちゃおー」と声を発することを自ら提案した。 ・・・なぜ、ちゃおなのかは不明。静かすぎるのがあぶないという理由で人工的な音を鳴らすハイブリッドカーとおんなじ考え方、なのだろう。 たとえば、(寒い時期なのだし)スリッパを履くなどしてきちんと足音を立てていただければそれでいいような気もするのだが、特に異論を唱えることなく、静かに見守る。
そして、本日、つちのこ氏自らそのちゃお制度を廃止した。 影は元通りになったのだろうか。少し警戒しながら生活を送ることとする。
東京事変の解散が寂しく、暇さえあれば動画サイトで音楽聴いてる。
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