日々、美しくあれ〜一日一萌〜

 

 


Quid est somnus,gelidae nisi mortis imago? - 2002年10月14日(月)

誰か俺を殺してください。

ふとそう思うことがある。
ただ漠然とその言葉が頭の中にぽっかり浮かんでくるだけでそんなにシリアスに切羽詰まっているわけではない。
自己陶酔に浸っているだけなのだろう。
平凡な家庭であまり何事も考えずに育ってこれた平和ボケした一介の大学生のちょっとした非凡への憧れとでも言えるだろうか。
“誰か”と言っても見ず知らずのやつに刺されたりするのは嫌だし。
知り合いに計画的に殺されたりするのはもっと嫌だし(そこまで恨まれるようなことはしていないはずだ)
「殺されてもいいなんて思わせるやついるわけないよな・・」
それが少し残念な気がする俺は夢みすぎなんでしょーか。
でももしいたらそいつに対する俺の感情はなんと呼べばいいのだろう。


そんなことをつらつら考えてるうちにいつの間にか時計の針は無慈悲にちゃくちゃくと自分の仕事をこなしていた。
自らの存在意義を保つために休む間もなく続けなければならない仕事を。
動き続けるか永遠の安らぎか。
生か死か─


「寝よ」
明日は一限から授業がある。
無駄に起きてる暇はないんだ。




-2002.11.04.up-

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