『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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お好み焼き屋さんへ行った 2003年03月02日(日)

夕飯、お好み焼き屋へ行った。

広島焼きはわかるけど、
関西風と関東風の違いというのが、イマイチわからん。


隣に、小学校3年生くらいの男の子と、お母さんの二人組が座ってきた。
お母さんはチョット美人な人で、男の子は落ち着いてるけど快活な感じ。

しかし、お母さんは、困っていた。
慣れないお店に入って、大きくて複雑なメニューを見ながら
「あ〜、どーしよー。なに頼んだらいいか分かんないわ〜」
男の子がドリンクバーの説明をしてあげている。

見るともなく見ていると、
お好み焼きを焼くのも、慣れていない感じだった。

鉄板に油を引かずに焼き始めてしまっている。
ソースも塗っていない。。。
なにも付けずに焼いて、後からソース付ける人もいるけど
どうも、どれを付けて良いのか分からない様子だ。
男の子は、時々お母さんを励ましている。
そうこうしながら、仲良く楽しそうに食べ始めている。
なかなか、最近になく微笑ましい光景。。

ATUとわたしは、「むむむ・・・」と
沈黙しながらも、お互いの心は読めていた。

それは、
「お母さん、まず初めて頼むんだったらミックスが良いですよ。
 お肉もシーフードも入っていて美味しいですよ。」
「焼く時は、油を少し注いで、この返しで油を鉄板に伸ばします。
 馴染んだら、よく混ぜたタネを全部空けて
 あまり広げがらないように、丸く広げます。
 この時かつおぶしを掛ける人もいます。
 片面が焼けたら上手に返してソースを塗ります。・・・・・」

わたしたちは、顔を見合わせながら、しばし沈黙していた。
お好み焼きを、ガツガツと突きながら、ニコニコと沈黙していた。
この沈黙は、お節介にも、隣の親子連れに熱心に
「お好み焼きの焼き方」を説明している自分を
思い描いている為の沈黙だった。

お互いの頭の上に、吹き出しのように、
その光景が見えてくるようだった。



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猫への虐待、許しませんよ!


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