| 『偏愛的猫生活』☆muux
◇登場人（猫）物◇麦＝０１年６月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。 |
満月なのか、異様に明るい夜空。
木々や電線の影が、くっきりと落ちている。
麦が外へ出たがって、落ち着かない。
ザジと麦、緊張状態が続いている。
ザジのカラダも、麦に近い大きさになってきているので、
麦はツカレルらしくて、なるべく避けるようになってきている。
それがここのところ、ザジには面白くないらしくて
逆に、追いかけ回して、居る所ばかり奪いに掛ってきている。
ベッドにいれば、そこを奪い、椅子にいれば、そこを奪いで、、
ホントに意地が悪い。
というか、徹底した猫主義を通しているだけ、
なのかも知れないけど。。。。
最後の拠点であるタンスの上さえも、
昼間、一瞬乗ってしまっていた。
万事抜かりがないザジだ。
麦はベランダで、のんびり日向ぼっこしていて
気付いていなかったのは、とりあえずは良かった。
こういうのって、可哀想でイヤなので、
「ここは、ダメ！ゼッタイダメ！」と、言ってやった。
なんとか、渋々納得して引き下がったけど、、、時間の問題。
そんな二人が、今日ベランダで妙に熱中している物があった。
一緒になって静かに何かしているので、
また小虫でも見付けたのだろうくらいに思っていた。
後で見たら、どうも羽化したばかりの蝶みたいだった。
大分バラバラになっているので、最初よく分からないくらいだった。
羽化したてでも、こういう感じのは初めて見る。
それにしても、何故今頃、羽化なの？
未だ今年は青虫、見ていないから、
年越えた、去年のサナギからの羽化だったのかな？
可哀想なので、上の植木鉢に移して猫達には知らぬ顔していた。
そしたら、もう一つ落ちている。
結局息絶えているので
これは、ティッシュで摘んで捨てた。
ところが、またもやベランダに落ちている。
とても蝶とは言えない形になって、ベランダに横たわっていた。
フクフクしている胴の部分が、なんとも艶めかしくて悲惨だった。
猫達の悪戯もあるけど、
元々の形が、はたして本当に蝶の形だったか
疑問に思えるような感じのする姿。。。
あれは、いったい何だったんだろう？
ほんとうに蝶々？
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猫への虐待、許しませんよ！
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