『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

《back← INDEX  →next》     MAIL 

吠えた! 2003年04月17日(木)

きょう、わたしは吠えた。

ザジが、あんまり麦を追いかけ回して、
行くところすべからく占領して得意になっている。

とうとう、タンスの上の拠点に登って、
麦を追い出してしまった。

麦がわたしの肩に乗っても、ぶちに来る始末。

麦は、ザジが来ると餌を食べることもできない。
目が虚ろで、オロオロしている。
捕まえて、わたしがお皿を持って声を掛けながら、
やっとの事で、餌を食べさせる有様。

ザジは意気揚々としていて、(調子に乗っている!)
怯むことなど全くなく、麦を追いかけ回してばかり、、、


最悪な状態になってしまった。

仕方ないので、
北側の部屋の物入れの上にも、昼寝スペースがあるので
そこへ避難させる為に、トイレとお水、ご飯運び込んで
ドアをきっちり閉めた。

はじめ、ザジが鳴いたり、
ドアを触ると、ビクビク怯えていたけど
来ないと分かると、落ち着きを取り戻してきた。

餌を食べて、穏やかな寝息立てて、
わたしの手を抱きながら、しばし眠った。
椅子の上に乗って、物入れの上の麦を寝かしつけてるのだから、
わたしの姿はチョット変わっていただろう。。。



部屋を出ると、ザジもキャットタワーの上で寝こけていた。

・・・わたしは考えた。
あまりにもザジは、独りよがりすぎる。
家全部がザジの縄張りではないと言うことを
教えておかなければならないはずだ。。。
このままでは、ザジは麦がいなくなるまでやり続けるだろう。

何とか共存してもらわなくてはならない。
君たちは、飼われている身なのだと、
少しは分かって、もらわないことには、これからやっていけない。。。



そうだ、漫画「クロ號」のまさるさんの役をするのは、わたししかいない!

そう思ったら、わたしは親分的に主導権を持つべく
猫達の固まった、意識を変えさせる為に
住処その他を、解体してしまうことを考えた。

まず、タンスの上の麦用座布団をベランダに出して干した。

それから、最近はザジが占領してしまって、麦を寄せ付けない、
慣れ親しんだ、小さな麦との甘い日々の思い出がいっぱい詰まった、
ベッドの横の猫寝床を解体して、ベッドを元の位置に戻した。

そうしているウチにザジが起き出して来た。
麦も起きてきて、オドオド様子を見ている。
イッタイナニガハジマッテイルンダ・・・

ザジが自分の物だという態度で、ベッドに乗ってきたので、
わたしは、とうとう吠えた。

「ウ〜、。。。」と低く唸りながら。
ザジがいつもやるように、
四つんばいになってベッドの上を低く這い回ってアピールした。
もっと、「ウ〜〜」といいながら、
乱暴に、ベッドのシーツや、カバーをはがし、
枕を持って、バッドの上に仁王立ちになってやった。

ザジ、唖然として恐怖に固まりながら見ている。
麦、何かあったんだろーか?と目が点になりながら見ている。

わたしは、まるでゴリラのようだった。
そうして、ベッドの上の布団やタオルや枕を居間に放り出してやった。
(埃が立って、後で換気が大変だった・・・)

とにかく、わたしは
「ここは(寝室)、人間の縄張りで猫達は居させてやっているのだから
どちらの猫が有利というのは、無いぞ!」とアピールしたくて必死だった。

家中を縄張りにしたい、ザジは確かに大したモンだ。
でも、それではみんなが暮らしていけなくなってしまう。

これも、去勢すれば少しは治まることかも知れなくて
初めて、乱暴な目にあったザジには、チョット可哀想だったかも知れない。

ただ、ホントの母と一緒でも、
そろそろ乱暴に突き放される時期でもあるから
多少のルールは、こっちの都合だとしても、、
教えておいて良いとは思うことにした。。。。

まだまだ、前途多難。
明日はあしたで、どうなる事やら・・・



ところで、冬越しのサナギ、あるみたい、、
ネットで調べたら。どうも、あるらしい。

そうだったんだ。

やっと冬越したのに
羽化したばかりで、
目の前に猫が二匹、
待ってたなんて

さぞ、悪夢だったろうね。


枝切り詰めたレモン、葉が出てこなくて不安だったけど、
さっき見たら、小さく芽吹いてきている。

ああ、なんとか揚羽が来ないようにしないと、
今年はますます、可哀想なことになってしまうぞ。。。

レモンの樹にも、揚羽にも・・・

楽しいのは猫だけだわ〜〜〜


《back← INDEX  →next》     MAIL 

 

リンク、引用の際は
必ずご連絡下さい。



 


猫への虐待、許しませんよ!


マイエンピツに追加