| 『偏愛的猫生活』☆muux
◇登場人（猫）物◇麦＝０１年６月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。 |
わたしは自分の、どうにもならない憂鬱な気分を
更年期障害と軽い鬱かなんかのせいだと思っていた。
鬱と言っても、まあ、よく寝て、よく食べる鬱もあったモンだ。
と思いながら、偽鬱という後ろめたい気分を持ちながら過ごしてきていた。
春先になって、あまりにも身体が動かないので、
ネットで調べて、少し遠くのクリニックに行ってみた。
少しだけ通ってみた近所の先生が、スゴク不満だったので、
あまり期待はしていなかった。
でもここは、最初の日のケースワーカーの聞き取りだけで
四時間くらい掛けてくれて、ヘトヘトになってしまった。
過去を細かに思い出しながら、話していくという作業が
思いの外、わたしをバラバラにした。
そんななので、おざなりなテストもする事はなかった。
先生は、よくお話して下さる方。
とりあえず、ここなら大丈夫かな？と思えた。
わたしは、自分だけが話すと不安になる。
よく話してくれる先生じゃないと
取り越し苦労してしまって通うことが出来ないのだ。
よくわからないまま少量の服薬と月２の通院が始まっている。
先日「結局、わたしはどういう状態なのですか？」と先生に尋ねてみた。
鬱か、偽鬱で、ただ我が儘なだけなのだと言われるかと思ったら、
ＰＴＳＤだと言われた。
堺正章の元カアチャンの記憶も新しいあのビョーキだ。
でも、毎日お酒を浴びるように飲んでも依存症にならなかったし
パチンコも２０年くらい前毎日やっていたけど、辞められたし
タバコは１７の時から、強いのを途切れなく吸う程だったけど
これだって、さっぱり苦労なく辞めている。
依存症だったら、
パソコンなんか立派な依存症だと胸張って言えるけど。
わからない、なんとか自律神経失調症みたいに
名前付けてくれているだけかも知れない･･
ただ、年齢がいってるから道は険しい、と言われた。
１０歳頃から始まっていて、これまでの４０年間
生涯の大半をそれで過ごして来ているのだから
治る、と言うことは出来ないかもしれないのだそうだ。
でも、わたしは
自分の不安定が肯定された、ということが嬉しかった。
名付けられないと、
見えているものも、見えてくることができない。
そして、このままを理解して、
見ていてくれる人（先生）ができたというだけで、
深いところにある黒々としたブラックホールのようなものが
少しだけ動くのを感じることができた。
まだ、わたしは自筆日記から逃げ回っているけど、、
たまには書けるようになってきてはいる。。。
ところで、
ザジはなんで、立ちウンチするか、
排便後のお尻ズリズリをするか考えてみた。
この前、何かの拍子に
ザジトイレの自分のオシッコの固まりに
前足を入れてしまったことがあって、
その時のザジの慌てようは、とても猫と思えないものだった。
情けないことに、飛び上がって驚いて
その手（？）を振りかざしながら、実に不愉快そうに走り回った。
なんで、自分の排泄物にこんな反応するのか理解に苦しむ。
オシッコでこうなのだから、ウンチはもっとイヤなのだろう。。
ウンチしていることにも耐えられないみたいで
し終わったやいなや振り返りもせずに、脱兎のごとくトイレから飛び出す。
だから、、フン切れが悪いのは当然で
気になるから、今度はカーペットにズリズリ･･･
舐めようとは思いもしない、、、
ティッシュ持って、大騒ぎで追いかけられてもやめられない。。。
ああああ〜〜、こっちの身にもなってくれーー
外出から帰って、最初にするのは床の点検ですから・・・
麦も昔、一度だけ足にウンチがついたことがあって
それを舐めてキレイにしている時の憮然とした表情、忘れられない。
しか〜〜〜〜し！、、、
君たちは猫なのですぞ☆
舐めてなんぼの人（猫）生なはず、、
キレイな動物で名を馳せていたのは、
昔のことなのかい？
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猫への虐待、許しませんよ！
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