『偏愛的猫生活』☆muux

◇登場人(猫)物◇=01年6月頃生の純日本猫♀、竹藪に捨てられていた。
ザジ=02年11月頃生 03年1月21日から同居。Mixアヘ〜猫♂9.2kg
ATU/ダンナ=絵描きになりたかった地質調査技師。ウドンは柔らか目。四国・松山出身
わたし=実は雑踏が大好き。道玄坂の奥がふる里 →<about me>

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叫び声 2003年04月25日(金)

きょうは、なんだか気分の優れない一日だった。

そういえば雨も降っていた。
それでも、この地域の常で、殆どの場合
明るい霧雨にとどまっているばかり。。。


お医者から頂いている薬は、容量の少ない抗不安薬一種。
それでも、わたしには時に強く作用する。
一度眠ると目覚めるのが容易でない。
起きてしまえば何とかはなるけど。
眠りが深くなりすぎるようだ。


なにしろ、以前から寝覚めの悪さは言い表せない程のもので、
気分の悪さはもう、ほんとうにヒドイものだった。

ただ、薬を飲むようになって、目は覚めにくくはなっても
起き抜けの、あの感じが薄らいで来ている感じがする。
だから全般的には、朝、比較的楽になってきているみたい。

でも、全然ダメな日もあって、
今日は、朝良かったものの、午後から相当にトーンが落ちてしまった。
仕方ないので、午後寝(昼より遅い3時頃)をした。

猫達も自然とわたしの周りに集まって
大人しくグースカよく寝ていた。

そして、寝過ぎた夕方5時頃、
タダならないイヤな気配で目が覚めた。
猫達も不安そうに顔を見合わせて、天井を見上げた。

上の階から、火のついたように泣き叫ぶ声と
妙に押し殺したようなドスンバタン音が聞こえてくるのだ。

上の賃貸のドスドスマンモス足音家族。
わたしも、少々引きこもっているけど、ここんちも
親がなのか、子供がなのか、引きこもっているみたいで、
3歳くらいの女の子は外で遊ばずに、始終家の中を走り回っている。

それに以前からも時々、物凄く泣き叫ぶ声が聞こえてきて、
いつまでも続く時がある。・・・よく解らない家族だ。
一体何故、あそこまで泣き喚くのか
わたしは知りたい。
ただ、そういう手の掛る子だと言うだけなら
むしろ、安心できるから・・・

このマンションは、低音の足音や窓からの音は
腹立つ程聞こえるけど、不思議と話し声系はあまり聞こえない。
なので、一体何が起こっているのか知るよしもない。
ただ、今日の夕方のは、なんかいつもと様子が違う感じだった。
異様な泣き叫ぶ声と、天井の上を行き来する重量感のある気配。

どうか、悲しいドラマが展開しているのではありませんように。。。
わたしは、祈ることもできずに、オタオタと
「此処にいるのは君たちだけじゃないんだよ。
 この音を聞いて冷静になっておくれ☆
 自分が何しているか、気付いておくれ☆・・・」
と、余計な取り越し苦労しながら、大きな音で掃除機をかけ始めた。
ベランダの戸を開け閉めして、
置いてあるジョウロをワザと動かし
廊下をゴロゴロとうるさくしながら
掃除機を移動させたりした。


ただ、わたしの不安症だけだったのかもね、
だったら、うるさくしてゴメン。

夕方というのは、魔の時間帯だ。
不安だったのは、わたしだったのか?
泣き叫ぶ子だったのか?
それとも、顔の見えないその母だったのか?


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猫への虐待、許しませんよ!


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