みやにっき
詩人を名乗ることにした。

2003年12月12日(金) 恋文の公開(ネジ生還記録含む)

日が変わったので,僕の大切な人の誕生日です。
なので今日は始めから終わりまで,ピンク色でいよう。
女の子みたいにぴんとしてつるんとしてくしゃくしゃとしたはにかんだキモチで。
ねえ,尊いこと。
好きとか恋愛とかじゃあ,ないんだ。
ねえ,尊いこと。

押入れの中からだって,きっと。
車運転しながらとか。
鉛筆の芯の先。
靴紐。
スキップ。スキップ。ちょっとスロー。スキップ。
よく休む。
あの黄色い毛布はきっときっと今までつながっている。
そこから。
そこから。
きっとあなたを見ていた。
きっと見ていた。
5歳の時も8歳の時も,13歳の時も,25歳の時も,30の時も。
きっとつながって一緒になって。

ねえねえ,続いていくものって永遠とかどうでもいいんだ。
続いていくものがああ体,「在る」ことなんだって。
あなたが言葉にしてくれたから。
ねえねえ。
POPとか主張とか表現とかどうでもいいんだ。
生ってそんなに簡単に言えるほど薄っぺらくないんだ。
日記に収まらないものをたくさん,たくさん,在るままに。
ねえねえ,あなたの手のひらがあるから,いいんだ。

たくさん,夜と朝と昼間とうとうととぱっちりと。
生きていくことは,満ちていくねえ。
毎日,毎日,満ちていくねえ。
ああ僕たちってば生きていかれる。
走らないけど突飛にもいられないけどちっとも派手にならないけれど。
「地味だね」
「受動的な生き方だね」
ゆるそうね。
ああゆるそうね。
ただただ,己の生を全きに歩いていくこと。
それが本当はいちばん尊いのだって,言ってくれる人。
大切な人の誕生日です。

僕は,しあわせ。





と。書き足し。
昨日の分の日記。

指導主事訪問用の提出書類が前日になっても出来上がっておらず,徹夜。
週末と月火曜日に病欠したのが痛かった。
5人の担任なのだが,諸事情により,4人分の諸表簿を担当している。
3人の担任のうち,一人がパソコンを使えないのだ。
んでもってもう一人は教諭ではなく講師なので仕事を任せられない。
結果的に僕に全部仕事が回ってくる計算。
きー。
同僚にパソコンを教えた方が早いのか,思案中。

ともあれ,僕は評価表を作成するのは苦にならないので,楽しかった。
子供の行動評価を行い,それを発達領域で分析する作業。
面白いなあ。
基本的に,仕事は楽しい。

と。
夜が明ける前にはちゃんと仕事が終わったので。
ちょっとだけでも仮眠をしようかと思った。
んで気分転換に,ネジバネと遊ぼうとかごを覗き込む。
ん?ネジの,昨日あげた餌が減っていない。
巣箱を覗くと,おや,体を縮こまらせている。
ちょんと触ってみる。反応がない。体が硬い。
死んじゃったの…?
持ち上げてみるとほんのちょぴっともぞもぞする。
ああよかった,生きている。
でも体温がものすごく下がっている。目が開かない。
擬似冬眠だ!
やばいやばいこれはやばいぞ。
日中に僕が部屋に居ない時に,エアコンを付け忘れていってしまったのだ。
(冬場は電気代がかさむ…)
(ペットヒーターを買おう…)
とりあえず,ストーブのある部屋につれていく。
ハム用のビタミンシロップがあったので,口に流し込んでやると,舐めた?
手のひらでしばらく温めていたら,ひげが動くようになった。
ううー。
心配でたまらないが,何しろ指導主事訪問なので休むわけにいかない。
うう,「それでも仕事に行くおとーさん」ってこんな感じだろうか…。
エアコンを最強にし,出勤する。
ねじねじごめんよぅ!

指導主事訪問自体は,まあ,そんなたいしたことでもなく。
自分が内部で一年以上主張し続けてきたことしか指導助言されず。
とてもとてもとても,泣くくらいくやしくてなあ。
自分の考えは,専門から見てもおかしいことではないのだとはわかった。
(実際に仕事すんだから,それが標準なのが当然と思うのは僕だけかい)
うきー。
つかほんと,ああもう,うきー!

休み時間に,職場から携帯で動物病院に電話する。
「えー,ハムスター?苦手だから診たくないんだよね…
 まあいいや,とりあえずつれてきてみて」
あんまりな対応だが,僕の住んでいる市内には,動物病院は一件しかないのだ。
教頭から,指導主事訪問が終わったので早く帰っていいとのお許しが出た。
なので大急ぎで帰る。
かなり緊張して帰宅するが,よかった,ネジはまだ生きていた。
外出用のかごにいれ,病院に行く。
前にげんげを連れて行った病院である。
(そのときも「どうせ死ぬんだよ」と言われ泣いた覚えがある)
今回はちょっとまじめに対応してくれたので,よかった。
とにかく体温と栄養,らしい。
ゆたんぽで温め,ビタミンを与えよとのこと。
診察料も無料だった。

大急ぎで帰り,ペットボトルにお湯を入れてタオルで巻き,入れてやる。
うまく体が当たらない。
もう駄目元という気分で,ペットボトルの上に,ネジをタオルでくるんで乗せてみる。
およ?動いた。
あ,あったまってきたみたい。
ちょこっと目を開けたので,すかさずビタミンを投与する。
あとはぐーぐー寝ているみたいだった。体力回復体力回復。
ゆたんぽが冷めてきたら温める。
これを,途中で僕が仮眠をとりながら,6時間ほど繰り返す。
だんだんと目が開き,シロップも流し込まずにも舐められるようになった。
歩き方はものすごくよたよたというか,がくがくと痙攣しているような状態。
でも日が変わる頃には,ひまわりを食べられるまで回復しました。
よかった。
もう大丈夫と判断し,僕も1時過ぎごろ寝ました。

んでオチ。
今朝(12月13日),起きたらネジはまた脱走してました。
床を走り回り,捕まえたら噛みました。
コンチクショウ,愛してるぜ。

よかったよかった。

だーりんの誕生日プレゼントのマフラー(三年連続だな)は,まだ編みあがってないのでーしーた。
がんばろうー。


 <なんだっけ?  まとめて  そんでどう?>


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