みやにっき
詩人を名乗ることにした。

2004年04月01日(木) 一日3秒祈ること。

祈って。
祈って。
僕の大事な子が,新しい場所で,どうか愛されますように。
あの子は,たったひとり,旅に出るよ。

祈って。
お願い,祈って。
僕の大事な子が,いま,死にかけているんだ。
祈って。

食事前とか。
眠る前とか。
エレベータの「閉」ボタンを押さずに待つくらいの時間でいい。
ほんのちょっとでいいんだ。
祈って。

あの子たちのいのちは,こんなんで終わるわけがないんだ。
この世界はこんなにも美しくて,美しくて,美しくて。
残酷だけれども。
とても残酷だけれども。
でも,いっぱいのさいわいに満ちているはずなんだ。
生きていて,いいはずなんだ。

僕はまた,あの子たちと一緒に,笑いたい。
生きていきたい。
だから祈って。
お願い,祈って。
あんたの人生一瞬も損になったりしないから,一瞬でいいから祈って。

かみさま
あの子たちまだ,9つなんだ



ああ。

先生はね,君が泣いている時に,のんきに詩なんて書いているよ。
いま君が身をいっぱいに震わせて泣き叫んでいる時に。
いま君がベッドの上で幽かな声を上げている時に。
のんきに,詩なんて書いているよ。
技術がうんぬんとか,シーンがうんぬんとか,詩人としての意識がうんぬんとか。
ごはんだって,普通に,食べたよ。
先生さあ,お昼はおそばだったし,晩はカレーだったんだ。
先生さあ,ストパかけにいきたいなーとか,本ほしいなーとか。
新しい運動靴買っとかないとなーもうすぐ新学期だしーとか,考えているんだ。
泣ける映画を見に行きたいなーなんて,考えているんだ。
あと,のんきに詩なんて書いている。
そりゃもう,詩人だからね!詩が趣味だからね!!

ああ。

何を赦されて生きているのか。
何を赦されたつもりで生きているのか。

くそったれ

くそったれ




お願い
生きて


 <なんだっけ?  まとめて  そんでどう?>


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