ぱらやんの撃痛リーマン日記...ぱらやん

 

 

【佐渡ロングライド210参加記2】 - 2015年05月17日(日)

向かい風なんかキライだ






さて、佐渡ロングライド210当日。

日も昇らないうちから起き出して準備をする。

今日は長丁場なのでしっかりエネルギーを補充しておくべきということで、おにぎり2つと

バナナにカロリーバーも食べる。これなら前半からしっかり回せるはずだろう。



スタート地点までは自走なので早めに宿を出る。

距離はおよそ10キロ。まぁ軽い準備運動だな。登り坂がなければ。



というわけで登り坂をグイグイ登りながらスタート地点を目指す。

思ったよりも早く登りの頂上まで着いたので、後は楽に下るだけ。案外早くついた。









210キロコースの誘導が終わってから自分たちの参加する130キロコースの誘導が始まる。

その頃には日も昇り始めて明るくなってきた。



そして午前6時にいよいよスタート。

まずは20キロ地点のエイドステーションを目指す。

細かい上り下りを繰り返しながらペダルを漕いでいく。

風は追い風気味なので楽に進む。とりあえず集団で固まって走っていたが、早くも弟と

距離が離れていく。大丈夫かあいつ。



程なくして20キロ地点のエイドステーションに無事到着。まだ全然余裕。

まんじゅうがあったので2個頂く。糖分補充。

弟が来るのを待って、また集団で走り出す。

次は40キロ地点のエイドステーションを目指す。

しかし、ここで早くも弟と距離が離れる。うーむ。



そして40キロ地点に到着。




果物とスポーツドリンクを補充してさっさと出発。弟はマイペースで行くと宣言してたので

待つのはやめることにした。



次の72キロ地点のエイドステーションまでの間に名物の激坂「Z坂」と「大野亀坂」の

2つの坂がある。これが前半の山場というべきか。






いよいよZ坂に差し掛かる。斜度は10%を超える激坂。ギアは勿論一番軽いギアで回していく。

一番軽いギアでもかなりの重みを感じながらもグイグイとペダルを回して登っていく。

なんとか止まらず頂上まで到達。親父を待って次の大野亀坂へと向かう。

その途中、事故を起こしている人を発見。救急車も来ていて大変そう。

事故ったら一発アウトだから慎重に走らないとな…。



大野亀坂は斜度こそZ坂より緩いものの、Z坂を越えた直後である上にカーブがキツイ構造に

なっていて、走りにくさはZ坂を上回るかもしれない。ひぃひぃ言いながらペダルを回す。

なんとか坂を登りきり、大野亀に到着。




ここまで来れば次のエイドステーションは目の前だ。

難関を乗り切り、軽いペダリングでエイドステーションへと向かう。



72キロ地点のエイドステーションでは同じ京都伏見のジャージを着ている人を発見。

一緒に記念撮影させてもらった。




総北のジャージを着ている人もいたなぁ。何気に弱虫ペダルも浸透しているな。



さて、ここまでは思っていた以上にスムーズに来ることが出来た。

まだまだ脚にも余裕がある。これはなかなか良い感じかな?

と思いつつ100キロ地点の両津港を目指して走り始めたが、ここで風向きが変わった。

思い切り向かい風になってしまったのだ。全然スピードが乗らない。

激坂を終えて緩やかな上り下りと平坦路が続いているのに全然進まないのでイライラする。

こういう場合は風よけになりそうな人の後ろにスッと入って一緒に走ってしまうのが

手なのだが、生憎同じ速度で走っている人が居ない。

かなり手こずりながら両津へ着いたが、かなりへばってしまった。



両津では弁当が支給されるので長時間(といっても30分ほど)休憩をとった。

まぁ、弁当と言っても具のない握り飯2つと唐揚げが一欠片なんだが。

しかし、米はエネルギーになるのでしっかりと補充する。食う気力があればまだイケる。



両津を出てすぐに親父達とは速度差が出てきたので先に行くことにした。

風向きは一向に良くならず、ビュウビュウと吹き荒ぶ感じ。

時折激しく煽られながら残り30キロを走り続ける。

しかし、風がかなり厳しく、登り坂も多くて挫けそうになる。

が、ここでいいペースで走る二人組を発見。後ろに入って引っ張ってもらうことにした。



引っ張ってもらうと書くと楽そうに思えるが、実際は食いついて必死に走っていたという

ほうが正確なのかもしれない。とにかく離されたらお終いだと思える目標があるのは

張りが出てきて良い。必死に食らいついて走っていたが、遂には千切られてしまった。



しかし、ここまで来れば残りはわずか。

懸命にペダルを漕いでいると下り坂になった。やった!終わった!

登って登って下って、登って登って下る、という苦行ともようやくおさらば。

平坦路に入ると風も収まり、俄然ペースが上がる。

脚はまだ残っていたようで、速度は乗っている。このまま一気に突っ切る覚悟でペダルを

回し続ける。130キロと聞いていたのでメーターを見ながら「そろそろだ!」と思っていたが、

実際はもうちょっとあったようで、なかなかゴールが見えてこない。

ヤバい。そろそろ脚が終わりそう。などと思いながら走っているとゴールの案内表示が。



海岸線に出てゴール前の直線。

よし、最後のゴールスプリントだ!と思ったが海風が強すぎてそれどころじゃなかった。

ヘロヘロになる前にゴールに飛び込まないとマズイと思って懸命に回す。



そして遂にゴール。午後1時29分。

スタートが午前6時だったので正味7時間半。長かったなぁ。こんなに走ったのは初めてだ。

首や肩は痛いし、右手は痺れている。充実感はあるけど、ヘトヘトだ。






ゴール後に証明書を貰って親父達を待つことに。

10分後くらいに親父達がゴール。そんなに離れてなかったのか。さすがだなぁ。



しばらく休憩した後に宿に戻ることにしたが、自走しなければならない。

そう、本当のゴールはまだこれから10キロの上りを越えたあとなのだ…。



もう脚が終わってしまって回らない。全然ダメ。ゴールしてしまったからか、集中力が

途切れてしまった。フラフラになりながらなんとか上って行く。



どうにかこうにか坂を上り切って峠を超えて宿に到着。

風呂に入ってようやく一息ついた。疲れた…。



その後、親父が車でゴール地点まで行って遅れてゴールした弟を回収して戻ってきた。

弟は1時間半ほど遅れてのゴールだった。マイペースを貫いて無事に走りきって良かった。



というわけで無事に完走。

晩飯をたらふく食ってさっさと就寝した。お休みなさい。


...




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