今週で丸2年続いた重度の障害児のリトミックが終ります。
来年小学校に上がる年齢の子どもたちが多く、発起人の生徒さんがちょうど卒園となるからです。。。「お疲れさまでした、本当にいろいろありがとうございました。」の気持ちでいっぱいです。
このクラスは必ず誰かの介助がないとならない障害を持ったクラスでした。サークルですので、「子供にいろんなことを体験させたい!」というお母さんたちの意志で作られたグループでした。
私が関わっているリトミックのクラスはほとんどが自主グループですので、お母さん方の協力がないと成り立ちません。
発起人の気持ちと指導する側の私の気持ちが一致しないと出来上がっていかないのです。従ってスタートする前は、お母さん方との話し合いや、どうやって運営していくかの話合いをさんざんします。
しかし、最近は「子供を預かってくれて教えてくれるならさせてもいい。」という依存型のレッスンを望む方が多いのです。
そういうお母さんは、いざレッスンに参加してもらっても、子供がどうしてほしいかを、私に分ることでも、分らない方が多いのです。普段から、関わろうとしていないのです。。。
私はあくまでも、子供に積極的に関わる為の親子リトミックを目ざして来ているので、「面倒だわ」というお母さんとはそりが合わないこともあります。
子供の幼児期は本当に短く、そして一番重要な期間でもあり、そうして、スポンジのようにいろんなことを吸収する有意義な年齢なのです。だから、お母さんと一緒に安心した中で、そうして家でもその繰り返しを使って遊んでいるうちに、いろんな学習をして欲しいと思ってカリキュラムを組みます。。。
もちろん、障害があってもその思いは同じようにもって、またその子達に合わせて組んでいます。
でも、中には「どうして親が一緒にやらないといけないの?」という方もいたり、障害の程度によっては、反応が現われていないかのように見える子供もいます。。。その為「待てず」に途中で止めてしまう方もいます。
病院でのリハビリと違って、いろんな子供と楽しんで参加するうちに、病院では「出来ない」とか、「無理」と言われた事が出来るようになったり、良い意味で意外な効果があったりしたのも事実なのです。
その喜びを一緒に味わって来られたから、このリトミックは続けていられるのです。でも、子供に関わりたくないお母さんが増えているのは、健常児の親でも同じような気がします。
小さいときに母親かから遠ざけられていたことが、大人になっても「傷」になって残っているか方が知り合いにもいます。。。社会的地位も、仕事も出来る人なのに。。。。。(この続きは明日)
|