Diary


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2002年12月22日(日) 回転寿司



早めに帰宅することができたので、I氏と回転寿司を食べに行った。

店に到着すると、子ども連れの客がものすごく多い。「そういや三連休なんだねー」とI氏とのんきに話している間はよかった。だんだんと満腹になり、シメの「フルーツプリン」を取ろうとしたら・・・

店内にあふれ返るお子たちに、回転ベルト上にあるプリンが、片端からピックアップされてゆくではないか!職人さんは5〜6個まとめてプリンを置くのだが、私のところに回ってくるまでには根こそぎ奪われているのである。だからと言って、店員さんに「あの〜、フルーツプリン一つ・・・」と改めて頼むのも恥ずかしい・・・。

そのとき私は、職人さんが私の向こう岸に5つのプリンを置いたことを確認した。プリンたちは、近づいてくる間に1つ消え、2つ消え、いつの間にか最後の1個に。私とともに固唾を飲んでプリンの行く末を見守っていたI氏はささやいた。

「プリンの今の位置からオレたちのところまで、めぼしいガキはいない・・・。おそらくこのままいけば、あのプリンはお前のものとなるだろう・・・」

半ば祈るような気持ちで回転ベルトを注視する私・・・。ゆっくりと近づいてくるプリン・・・。そしてそれはI氏の手によって取り上げられ、私の前に置かれた。プラスチック容器に入った何のことない回転寿司屋のフルーツプリンだったが、数倍美味に感じられたことは言うまでもない。


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