Diary
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 熊本港より。
朝7時ごろ目が覚めると、「寝台特急はやぶさ」は、山口あたりを走っていた。下関・門司・小倉・博多・鳥栖・・・と列車は順調に進んだが、到着寸前、線路に置き石があって15分止まり、ほぼ昼ごろ、私とI氏は熊本に降り立った。私にとっては8年ぶり、2度目の熊本である(1度目は大学4年のとき、一人旅で来た)。
まず向かったのは熊本ラーメンの店「黒亭」。I氏の熊本出身のお友達推奨のお店らしい。店の前は行列になっておりかなりの人気っぷり。確かにおいしかった。
その後はI氏と別行動。I氏は今回は用事で来ているので、いそいそと目的地の某大学に向かった。私は「海が見たいわ・・・20代の記念に・・・」と思ったのか思わなかったのかはともかく、ひとまずバスで熊本港に向かった。
熊本港に着いたら、「島原行きのフェリーが出発しま〜す」とアナウンスが鳴り響いていたので、とりあえず乗ってみた。
30分後、長崎県は島原に到着。島原に来るのはもう3度目で、最初は先述の大学4年のとき。そのときは、今回とは逆ルートで、長崎から島原を経由し、フェリーで熊本に移動したのだった。2度目はたしか2年前、I氏と。私は雲仙登山をめちゃくちゃ楽しみにしていたのに、前日に島原の飲み屋で無茶飲みしたI氏が激しい二日酔いに見舞われ、雲仙温泉の硫黄臭で吐き気をもよおしたため、泣く泣く登山を断念したのだった・・・。ああ、胸によみがえるあの苦い思い出・・・でも、デジカメ買ってもらったんだから我慢しなくちゃネ!
で、今回の島原。特に行きたいところもないし、港からあまり離れると熊本に戻るのが大変なので、結局帰りの便が出るまで港の中でボーッとしていた。紐を引っ張ると湯気が出て温まる「普賢岳噴火まんじゅう」を買おうか買うまいか悩みながら(結局買わなかった)。
明日は阿蘇方面に行きたいけど、帰りの電車は午後4時半・・・。時間あるかな・・・?
 B寝台でくつろぐI氏。読んでいる本は『ホルモン奉行』(角岡伸彦著 解放出版社)。
 寝台で残務に明け暮れるわたくし。そういう星の下に生まれたのだと、もうあきらめています・・・。
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