コハルビヨリ
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2003年02月18日(火) 月のうさぎ

バイトの帰り道、きれいな月が出ていた。



月にうさぎがいっぴき見えた。

寂しいと死んじゃうのに、見えたのはいっぴきだけ。

側には誰もいなくても、きっと彼(彼女?)はひとりじゃないのだろう。

地球に恋人がいて、ずっと想ってるのかもしれない。

月と地球の遠距離恋愛。

月のうさぎは、月に自分の姿を浮かばせる。

せめて恋人の瞳に映るために。

その瞳に見つめられるために。

言葉も届かない距離ではそれだけが唯一の便り。



いつか会えるその日を信じて恋人を想うから生きている。






なんてね。

あんまりうさぎが寂しそうで。でもとてもきれいで。

恋人にはきれいな姿を見せたいものね。

全身で「だいすき」って伝えてる。



月と地球に比べたら私たちはずいぶんと近くにいる。

「いつか」よりは確実に近い未来会えるはず。



うさぎの恋を想う月夜の晩。

うさぎになって君の元へと駆けていきたかった。



コハル |メール ひとりごと。

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