コハルビヨリ
もくじまえつぎ


2003年02月20日(木) ちくり

ああもうわたしってば。



土曜に一回きりのバイトをすることになった。

そのバイトのことを彼に話したら
「あーそういうバイトねー、あいつもやってたよ。」

あの子ですか。前の彼女か。



ちくり。




彼の好みの女の子の話になった。
そんなの聞き飽きるくらい聞いたし、嫌になるくらい覚えてる。

「前は背が高くて細い子が好みだと思ってたんだけどね、
 お前と別れたあとに一人遊んだ子が、ってか一人じゃない
 けど、遊んだのは。遊んでたうちの一人がそういう感じ
 だったんだけどなんかダメだったんだよね。気持ち悪いって
 いうか。小さくて丸いくらいのほうが好きみたい。」

ふーん、そうかー。それはたぶん小さくて丸い私に対して
お前みたいなのが好みだよって言ってくれてるのよね。

遊んだのが一人じゃないなんて言い直さなくてもわかってるよ。
私にまで人数とかそんなん自慢げに話さないで。



ちくり。



もう終わったことなのも分かってるし、彼が疲れてるのも分かる。
私に気を使ってる余裕もないのかもしれない。

でも聞きたくないこともあるのよ。

前の彼女が何してたとか、君がどんな人と遊んでたかなんて
別に知りたくないよ。

それがたとえその人たちよりわたしがいいって言うための言葉
だとしても。そんな痛い褒め方って。



こんなこと気にしたくないのに。

一日に君と話せる時間は限られてるのに。

わたしってば。わかってるんだけどね。



疲れたーって言われても何もしてあげれないわたしは
せめて彼の話を聞こうと思う。今日みたいに彼が話したことに
気になることがあっても、彼が疲れてるときは突っ込まない。
話さない。

わたしはそうやっていい子でいたいんだろうか。

最初の彼氏のときはそういうのが嫌になって別れた。
そういう我慢をしてる自分と、それに気付かずにわたしに安らぎを
求めるその人がいやで。いま思えばもっと話せばよかったのかなと
思うけど。

彼とはそんなふうになりたくない。

でも今は話すときじゃないと思う。
仕事が楽になったらまた違うかもしれないし。

彼を想ってとる行動は自分の首をしめてるのかな。

たまにちょっとだけ苦しい。




ちなみに今日で4ヶ月。
君は覚えてないだろうけど。君の分までわたしが覚えとくね。






コハル |メール ひとりごと。

文字が変わる投票ボタン↑
My追加