コハルビヨリ
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2003年03月07日(金) かさ

今日もお仕事いったんだろうな。

頑張って帰ってきてね。



雨。

君が東京に行ってから初めて会いに行ったとき。

行ったときは晴れてたけど途中で雨が降った。
君と離れて行動してる間に安い傘を買った。

帰るとき、私はその傘を置いていった。
君の部屋に私がいた痕跡を残したかったのかもしれないね。
君はお気に入りをひとつだけ持ちたい人だから、
使わないのは分かってたけど。

あの日雨の中君が来るのを待ってた。
君は傘も差さずに歩いてきた。
私が買った傘の色を褒めてくれたね。

付き合いなおすことにして、君の実家に行ったとき
その傘が傘立てにあるのをみつけた。引越しのときにも
捨てられていなかったんだと思って少しうれしかったけど
その頃のやり場のない気持ちも思い出した。

玄関のすみっこに置いてあるのをみたらなんとなく
曖昧な関係の頃の自分とかぶって見えた。
色は褒めてもらったけど忘れられてすみっこに置いてある。
雨がふったときだけ引っ張り出されて。

見ていられなくて目をそらした。



私はもうそんな傘じゃない。

晴れた日だって一緒にいられる。

こころは、この雨が晴れても君と一緒に。


コハル |メール ひとりごと。

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