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| 2003年10月09日(木) |
10月5日のlesson de ラ・パレット… |
昨年の10月から本格スタートしたlesson de ラ・パレットも、2年目を迎える事ができました。 この数回で、lesson de ラ・パレットのスタイルも明確になってきて、前半で、小学生の生徒さんたちのレッスン、後半で、十代半ば〜後半の生徒さんのレッスン(こちらは、曲目もかなり本格的です)…というかたちで、小学生の生徒さんへのレッスンが、どのような演奏を目指してのものか…が、通日で聴講していると自然に見えてくるようになっています。 これは、北川先生のご提案だったのですが、数回聴講してみて、それが、いかに大きな意味があるものか、だんだん分かってきて、その意味の大きさに、感動を覚えた今回でした。
今回のレッスンで取り上げられた曲は、以下の通りです。
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バッハ : インベンション13番 チェルニー30番 : 22番 バルトーク : ミクロコスモス3巻 72番 ハイドン ソナタ Hob.XVI:37 1楽章
クラーマー=ビューロー60練習曲 1番 2番 3番 バッハ:平均律�� 11番 ショパン:ワルツ Op.64 Nr。1
チェルニー40番:1番 バッハ:インベンション15番 バルトーク:ミクロコスモス 2巻 62、63
バッハ:平均律�機。吉� ニ長調 BWV850 ショパン:バラード ヘ長調 Op.38
ショパン:エチュード op.25-1 シューマン:アレグロ
バッハ:平均律�供。家� ショパン:スケルツォ op39
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ピアノを教える上で、非常に重要な事の一つに、指導者の“音楽的判断力”というのがあると思うのですが、これは、指導者自身ができるかできないか…というのと、少し違った面があるのもあって、なかなか学ぶ機会がないような気がしていました。 今回の公開レッスンでは、そういった面からの勉強が沢山できたような気がして、印象に残った言葉がありました。 全てをご紹介したいのですけれど、それはとても無理なので、特に印象に残った事柄を3つご紹介します。
一つ目は、『今、日本でピアノを勉強することに、どういう意味があるのか』というお話。 これって、多くのピアノ指導者が、恐ろしくて(?)考えるのをやめてしまっている問題ではないででしょうか。 多くの親御さんが、お子さんにピアノを習わせる際に、「本人に才能があったら、もっとちゃんとやらせてみよう」…という風に考えて、気軽に始められます。 しかし、北川先生は、「本当の才能は努力すること」であり、「大切なのは、一生その努力を続けられる事」である…とおっしゃいます。 考えてみれば、それは当たり前な事なのですが、今の時代、その当たり前の事を忘れてしまっている人が多いのではないか…と、自分自身を一瞬省みました。
二つ目は、親御さんがお子さんに習わせようとしているは、何のか?…という事です。 「多くの親は、最初からピアノを習わせると決めてしまっているけれど、音楽を学んでいれば、将来、それぞれのお子さんに合った表現方法を選ぶ事ができる」…というお話は、ピアノを習う事が全てのお子さんが、ピアノを学んだことで幸せになれるためのキーワードのように思いました。
三つ目は、日本における文化というものについての考え方についてのお話です。 このお話は、もう、ピアノレッスンという枠にはおさまらない、非常に大きな問題で、ただピアノを教えているだけでは、どうにも辿りつけない範囲のものだと思いました。 「現在の日本では文化に対する考え方が崩れてしまっている」 「文化は娯楽ではない」 「文化は教育と結びついている」 「ヨーロッパのではその背景に宗教がある」 (先生は、ここで、フランスと日本の、教育と文化を司る政府機関の関係について例を挙げられました) 「今の日本で問題なのは、文化と教育が結びついて、その教育でお金を儲けようとしている人が大勢いること」 先生の言葉は、それほど数多いものではありませんでしたが、これらの事は、これからずっと、折あるごとに考えていかなくてはならない事だと思います。
他にも、 “ピアノを上手く弾くためには気持ちと頭の状態をどのようにしていたら良いか” “手の疲れとの付き合い方!” “「しっかり弾く」というのは具体的にどのようなことか” “クラシック音楽における音のコントロールとは” “エチュードの勉強の順番” “レガートとはどういう事か” “1番高度な音楽とはどういう音楽なのか” “日本人のピアノ演奏の特徴” など、レッスンの随所に興味深い話題が折り込まれていて、密度の濃い一日でした。 これらの事を、別々に学ぶ機会はあるかも知れませんが、レッスンという場で、一つの音楽として結実する形で学ぶことができるのは、音楽的に大きな意味があると思います。
次は、12月7日です。 申し込みは、もう受けつけています。
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