2002年03月08日(金) |
続・王家の紋章(解析編) |
今度はきちんとした、解析編を書きたいと思います。基本的にこの漫画の構造は
さらわれる、逃げる、捕まる、(多少すれ違ってひきのばされた後)、再会、幸せの絶頂期、さらわれる....(時々現代にもどる)のエンドレスです。
そして、キャロル(主人公)は多くの人から望まれるのです。古代はもちろんのことながら、現代でも考古学者の卵や、大富豪のアラブ人、はたまた、実家のお兄さん(石油会社)からも、愛されているのです。
なんで、この漫画がおもしろいのか、一重に読者(女性Or少女)の願望がうまく含まれているからです。女性の願望として、「よく白馬の王子様があらわれて、別の世界へつれてってくれる」というのがあげられますが、まさにこの漫画がそれです!!!!なんとまあ、よくさらわれる事が多いこと。しかしながら女性読者に取っては密かな願望のあらわれなんですな。そして、男性(特に古代の)の強引さがまた、一つのポイントです。 (私事でもうしわけありませんが、子供のときにみた「セーラームーン」や「ドラクエ」でヒロインがさらわれていきますが、凄いわくわくして面白かったのを覚えてます。) そして、多くの人(特に男性)から必要とされるのが、またこの漫画の面白いところだと思います。人はだれでもおおくの人から必要とされたいと思うものと思うからです。(男女とも) あとは、少女漫画の王道「すれちがい」や「やきもちをやく」がまたふんだんにもりこまれているからですね。
そして、この漫画の凄いところは「アイデア」です。さらわれた後にいかにしてキャロルがにげだすか。 アルゴン王に捕まったときは「川をせき止めて城をくずし」たり、ラガシュ王に捕まったときは「バビロンの塔を石油で爆破」したりなど、なかなかハードボイルドなところもあります。
さて、後は作者が古代史をいかに勉強しているかというところです。たしかな知識の上に物語が展開していくので、よんでいて心配がないし、アイデアもそこから豊富にうまれてる気がします。
あとはさきに述べたように作者のかわらないテンションのたかさと作者の世界観の絶対性です。
「セーラームーン」を見たときも(大人になって)、よく読者のつぼをついてるな と感嘆しましたが「王家の紋章」もすごいと思いました。そんなわけで褒めちぎったわけですが、下は感想編(突っ込み編)でいきたいと思います。
ちなみに私はアイシスとイズミル王子が好きなんですが、アイシスはもともと自分でキャロルをひっぱってきたくせに、メンフィスを取られてしまうという、考え様によっては結構おまぬけさんです。そのくせ、自分のせいにはしません。いかにキャロルを殺そうかでうらみを全部ぶつけていますね。でも、ラガシュ王に嫁いだりメンフィスから嫌われちゃったり結構かわいそうです。 キャロルもおかげで何回か死にかけてます。よく考えるとけっこう凄い回数で怪我をおってます。しかし、考え様によっては幸せなのかな?まあ、両思いだし。 後は、表現方法ですね。いかにも筆ペンでかいたであろう書き文字は一歩まちがえるとギャグマンガです。うすた先生が使いそうです。(FANの方はすいません。こっちはあくまで突っ込み編なので) イズミル王子も肩の傷治らないし、まだ30巻までしかよんでませんが、40巻ぐらいの(何巻か忘れた)表紙でまだ、肩が治ってなくっていったいどうなっているのやらって感じです。この漫画もいつ終わるのかなーー。未完にはして欲しくないですね、関係ないけど「ガラスの仮面」の続きは出るのだろうか....はやく続きだしてくれーー!!!
凄い長い文になってしまいました。ちなみに今日は他に3月2日の日記もUPしました。あれは本当は今日の出来事なんですが、あれのせいで今日バイトをやすんだので暇(死)なのでこっちもUPしました。ほんとに災難。もしかしたら、まだ増えるかも(死)
いっつもバイト帰りに古本かって帰るんですが、今は「王紋」ですが、次はなんにしようかな〜。「漫画道」がほしいんですが、なかなか買取がきません。来週の月曜日に本屋(凄いでかい本屋が駅前にあるんです)いくんで、「自爆君」の続きと「ウルトラパニック」の1、2巻買ってこようかな。そのレビューかきたいな。あー今週マガジンかってないや。立ち読みに行こうかな。最近マガジンがいまいち。 そういえば、新刊まちしてるんですが、「花とミツバチ」はいつでるの???早くだしてくれーーー!!!(ほんとにどうでもいい話に)
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