milukuの日記

2002年07月18日(木) ケルト神話とアーサー王伝説

『ケルトの神話』井村君江/筑摩書房/1983

図書館で、『日本宗教の構造』(宮家準)を借りようと思ったら、何故か神話のコーナーに目がいき、そのまま借りてきてしまいました。

ケルト民族といえば、起源にはしょ説があって、定説がないんですが、紀元前1500年ぐらいから北ヨーロッパにすんでいるとされて、天候が原因で移住を開始し、そのご、紀元前500年ごろにヨーロッパ各地に住んでいたとさてています。また、ヨーロッパ文化の基といわれてる民族です。詳しい事は省きますが、ローマのシーザーの「ガリア戦記」のガリアとは、実はケルト人のことです。

その後、各地の住民と混血がすすみ、一体化していったんですが、ブリテン島やアイルランド島に紀元前600年頃に移住した「島のケルト」は、島とゆう地理的な条件もあり、12世紀まで外敵におびやかされず「ケルト文化」を保ってきたわけです。その神話が「ケルト神話」です。

さて、なんで「ケルト神話」を借りてきたかというと、最近この「ケルト文学」とゆうものが注目を集めてるんですよね。あんま、関係ないかもしれないですが、「ハリ―ポッタ」とか「指輪物語」とか最近注目されてる物語がイギリスのが多いので、関係あるのかなー??と思って借りてきました。あと、『アーサー王伝説』の話が読みたくて借りてきました。



さて、これにも理由があって、『ライジングインパクト』(鈴木央/週刊少年ジャンプ)の主人公の「ガウィン」や「ランスロット」って、このアーサー王伝説にでてくる「円卓の騎士」の名前なんですよね??

実は、鈴木先生の読みきりをこの『ライパク』がはじめる前に読んでいて、確か「吟遊詩人(バード)」をテーマにした話だったんですが、これが自分的にすごいツボでそれで『ライパク』が始まったときに、覚えてたんです。

島ケルト社会で、「吟遊詩人」とは、騎士の手柄や王の名誉を語る人で、今の新聞みたいな役目の人だそうです。王や騎士は機嫌をそこねないように、詩人を大切にしていたそうです。

確か、読みきりもそんな話だった気がします。それで、ちょっと興味がわいたんですね。


さて、そんな訳で下手にゴルフ漫画やるより、こっちを自分流にやったほうが、面白かったんじゃないのかな??と、今でも思うんですが。
まあ、それはさておき、もう1つの理由はこれ、

『コーリング』(全3巻/岡野瑶子/マガジンハウス)
これも、原作者がイギリス人で、とにかく面白い。前に日記で紹介してあるので、そっちを参考にしてほしいんですが、純ファンタジーといった感じです。一人の魔女の話なんですが、すごい奥が深くて、奥ゆかしくて、独特の世界観があって!!ってかんじです。お薦めです。

これも、なんか繋がるものがあるのかなーと思って。後、ケルト神話を読んでると、結構「RPG」の基になってるなーって感じがします。たとえば、「ーーの書」とかいっぱいでてくるし、妖精の話とかも。

まだ、この本全部よんでないんですが、「指輪物語」とか好きな人は「ケルト神話」関係の本はお薦めです。新たな発見がいっぱいみつかるかも。 



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