2002年08月03日(土) |
秩父34箇所巡礼日記総記 馬年総開帳!! |
行ってきました!!秩父34箇所巡り!!無事に34箇所回って来れました!!さて、まとめたいと思いますが、かなーり長くなると思います。一体何回になることやら。
秩父札所について 埼玉県の秩父市を中心としている。秩父34箇所の観音霊場は、坂東33ヶ所と西国33ヶ所と合わせて、日本百観音とされている。秩父の札所のおこりは、江戸時代の分暦元年(1234年)とつたえられているが、室町時代の後期からすでにあったと考えられている。江戸時代には庶民の心の支えとして隆盛をみるようになった。 初期は33ヶ所だったが、坂東、西国とあわせて、99より、100観音のほうがごろがいいため後から一寺くわえられて、34ヶ所になった。
馬年総開帳について 観音様の眷属が馬のため。また、秩父の札所が文暦元年甲馬(1234年)とされていることから、馬年の年に12年に一回総開帳している。総開帳している巡礼場は秩父だけ。今年は3月1日〜11月30日まで
ご開帳にあわせての、特別な催し物(全札所で)
五色の布
ご開帳とゆうだけあって、何処のお堂にも五色の布が天井から下がっていて、そとの柱に繋がれて、持てるようになっていた。それは観音様に直に繋がっていて、観音様と握手していることになるらしい。その布を持って、お経をとなえるとご利益がますらしい。ご開帳にあわせて、全部の札所で行われている。
散華 ご開帳期間だけ、各お寺で一人一枚づつもらえる。各お寺のご本尊の梵字がプリントされていて、魂のカタチをしたシールになっている。ただでもらえるけど、これを貼る台紙は500円で買わなくてはいけない。商売が上手い。最後の34番札所に揃っていてもらい忘れるとここでもらえる。
と、ゆうわけで母とふたりで二泊三日で車で巡ってきました!!一寺ごとにかいてくとかなりきついので、歴史やなんかはとばして、感想だけ書いていきます!!
一日目
一番札所 四萬部寺(妙音寺) 曹洞宗 本尊 聖観世音菩薩(以下聖観音)
秩父市外の外れにある。一番札所だけあって、綺麗だし人も結構多かった。前に三人ぐらいのおじさんとおばさん(50代前半)のグループがいて、写真をとってあげる。とりあえず、般若心経をとなえる。ここで、早稲田の秩父に関する調査のアンケートを発見!!参考にしようと思って持ち帰る。観音堂の横には大きな本堂があった。側の納経所(本来は写経や札を納めるところだが、今は売店みたいなもの。御朱印やお守りがうってる)で、秩父34箇所の御朱印帳を購入。1400円で、すでに一番札所の御朱印が入っていた。(ご朱印については坂東33ヶ所の日記を参照してください)
二番札所 真福寺 (納経所は光明寺) 曹洞宗 本尊 聖観音
車で移動だが、ここは、お堂だけが山の上にあって、御朱印は麓の光明寺で。秩父はお堂だけが離れてて、他のお寺で納経とゆうのが結構多かったらしい。今はここだけ。山の上まで車で登ったはいいが、すごい狭い上に(ほんとに、一台分の幅しかない。)急な坂とヘアピンでとてもじゃないけど、サードでは上がれなかった。しかも、谷がわにはガードレールなんかなくて、回るたびに隣の母がひやひやしてた。私もかなり恐かった!!なんとかたどりつくと上にはさっきのグループの人たちが先にお参りしてた。すれちがいに挨拶して、お堂にいくと、お堂は大変ちいさくなかまであがれるようになっていた。周りには石仏があり、地域のお堂といった感じがした。途中で車に出会わないことを祈りながら、下の光明寺へ
三番札所 常泉寺 曹洞宗 本尊 聖観音
田んぼのなかにぽっつりとお寺があり、観音堂はその上だった。参拝しようと思ったら、前の中年の男性(50歳くらい)が五色の布(何本かにわかれている一本を)持って参拝してた。「それはなんですか?」とたずねると、「これは、観音様と繋がっていて、握手ができるんだよ」と教えてくれた。よくみると、確かに、五色の布がまとめられて、途中で一本にされさらに、細い布とつながっていてその細い布が観音様の手ににぎられていた!!しまった!!一番も二番も、もったいないことしたなーと思った。そのおじさんによると「ご利益も増す」らしい。きっと地元の人の心づかいの1つだと思う。
四番札所 金昌寺(新木寺)曹洞宗 本尊 十一面観世音菩薩(以下十一面観音)
かなりふるいお寺で、山門がはじめにあって、そこから階段が続いていた。また、さっきのおじさんたちと一緒になる。12頃でかなり熱い!!ちいさな山にお寺がある感じで、観音堂は本堂のさらに上。石仏が1319体あるといわれていて、そこらじゅうに石仏があった。木々の中に石仏がびっしりあってかなり雰囲気がでていた。観音堂でお参りをすませると、奥の院がさらに上にあっていってみたが、六角堂があった。中には、役小角がまつられていた。秩父のお堂は修験道の行者が開いたものが多くのちに、改宗した寺が多いと本にかいてあったが、そのとうりだなと思った。
お昼は四番札所のすぐ側のお蕎麦屋さんへ。暑くてへろへろだったけど、手打ちとかいてあるだけあっておいしかった!!さらに、手作りアイスを注文。うどんをたべてたら、さっきのグループの人たちもここで食べてたらしく、「今日はよくあいますね」と声をかけてくれた。車のナンバーをみたら所沢(埼玉話でもうしわけないっす)の人達だった。
五番札所
は、いってみると大型バスがきていた!!人は多いし、御朱印も団体の後はかなりまたされるので、飛ばして6番へ。さっきの人達とはこれでお別れ。
六番札所 ト雲寺(荻野堂) 曹洞宗 本尊 聖観音
また、山の近くで道が狭く、駐車場がみつからなくてうろうろしいえいたら、お寺のよこにあったらしく、急で、細い坂(車でぎりぎりの幅)を車で上がる。ほんとに、秩父の札所はこうゆう所が多い!!対向車がきたらどうすんだよ!!!さぞ、秩父の人は坂道発進がうまいんだろうなと思った。眺めも良くて、観音堂の側に民家兼納経所があった。小さなお堂だけどあたらしくて綺麗だった!!帰り際に交通安全のおじそう様があって、なんだかご利益がありそうな気がした。
七番札所 法長寺(牛伏堂) 曹洞宗 本尊 十一面観音
ここの本堂は秩父34箇所でも一番大きいらしくかなり立派だった!!秩父は本堂と観音堂がわかれているところが多いが、ここのお寺は一緒だった。お経をあげて、納経所へ行くと、『甘茶500円(万病に効く!!)』とあって、母に飲みたいねーといってたら、どうやら『甘茶香500円』だったらしく、住職さんに笑われた!!その後、住職さんが甘茶の説明をしてくれた。なんでも、甘茶は額アジサイの葉っぱににている葉っぱをしていて、昔はせんじてのんでたらしい。これは、それをお線香にしたものだとゆうことで、その話を聞いて早速購入ー!!実は、私かなりお線香が好きで、行く先々の寺で珍しいお線香を買っていて、もはや、コレクター??部屋でときどきたくけどうちの猫は嫌がるのですよ。
八番札所 西善寺 臨済宗南禅寺派 本尊 十一面観音
ここは、かなりきびしいお寺なのか、門の前に「霊場のため、酒気をおびているものと物見遊山のものの出入り禁止」とあって、びびって入るがそんなんでもなかった。樹齢600年の天然記念物の大きなモミジの木があって、その後ろに本堂があった。境内は庭園のように整えられててすごい綺麗だった。なんでもここは、ボケ封じに利くらしくここでうられている下着をににつけると、あまり下の世話をかけずにぽっくり死ねるらしい。ちょっとひかれたけど、お金がないのでやめといた!納経所に行くと、本尊のお姿が葉書サイズの和紙に印刷されたものが200円でうっていたので即購入!!しかし、これが後でとんでもない事に。(これの続きは二日目に)
九番札所 明智寺 臨済宗南禅寺派 本尊 如意輪観世音菩薩(以下如意輪観音)
街中近くにあって、小さなお堂があり、横に納居所があった。ぶっちゃけ、あんまり覚えてません。(スイマセン)
この後に、「御嶽神社」とゆうのがあってよってみたら、木曾の御嶽山(おんたけさん)ではなくて、秩父の武甲山の「みたけ」神社だった。よくある御岳(みたけ)信仰の1つらしい。里宮らしく、案内のパンフレットをもらおうと思って呼び鈴をおしたら、神主さんが上半身はだかで、八丁をもってあらわれた。親切にパンフレットをくれた。武甲山とは秩父市を代表する山。秩父は盆地でなだらかな山々が囲んでる中、武甲山だけが雄雄しくデーンと真正面に構えている。昔は、秩父の人の信仰の対象となっていたらし。(それがうなづけるくらいすごい)しかし、今は石灰が掘り出されて、山はけづれれてく一方らしい。一日目はかすんでて、形ぐらいしか分からなくて、それでもかなりの存在感とインパクトがあったから、はっきり見えるのを楽しみにしていたら、二日目にみたらすごいショックだった。山の頂上はけづれれて、お寺にあった写真とは全然違った。高さも低くなっていたし、人工的にけづられていて、二つあった尾根が1つになっていて、ピラミッドみたいに掘り出されていて、木も全然なかった。御嶽山にスキー場があったくらいにショックを受けた。
ほんとうに残念。
十番札所 大慈寺 曹洞宗 本尊 聖観音
すいません。あんまり記憶がない。(酷い!!)エーット、石段がありまして、そこを登るとお堂がありました。午後からは母が運転。コノ頃はかなり眠かった気が。
十一番札所 常楽寺 曹洞宗 本尊 十一面観音
かなり、暑さにまいりながらも、私が運転しつつ次第に秩父市の街中へ。駐車所にタクシーがいて、どこの金持ちが回ってるんだろうと思ったら、なんか大学教授みたいな人だった。ここで、さっきの所沢ナンバーの人と遭遇!!「どこから来たんですか」とちょっと話てからお堂へあがる。ここも小さなお寺さんだった。前に来ていた遍路さん(20代ぐらいの若い男の人で白衣をきていた)が徒歩だったらしく、厚さで具合が悪くてなって、納経所で休ませて貰っていた。本当に暑い!!後でテレビを見たらこの夏一番だったらしい。秩父でも異常だったみたい。
十二番札所 野坂寺 臨済宗南禅寺派 本尊 聖観音
大きな山門をくぐると、大きな本堂の横に接待場があって、近所のおばさんらしき人達が何人も住職さんと話してた。どうやら檀家さんが交代で接待してるらしい。お茶と梅干を進められて、お茶をのみながら話を聞くと、やはり今年はご開帳とゆうことで人が多いとの事。特に、6月が多くて、場所によっては納経所に列をつくっていたみたいだった。八月は暑くてそんなに多くはないらしい。確かに、そんなにいない。ここのお寺はお堂にあがってもokときいて、参拝しなおす。さっきのタクシーもいた。
十三番札所 慈眼寺 曹洞宗 聖観音
ここらへんも、秩父市内へ。かなり町の中心部を通って慈眼寺へ。しかし、すいません、またもやあんまり記憶が(汗)
十四番札所 今宮房 臨済宗 本尊 聖観音
ここらへんも、かなり市内中心部に。いってみると、施餓鬼会が行われていた。その隣に小さなお堂があって、施餓鬼会を横目に納経所へ。民家の中に納経所があってそこでご朱印をうける。車に戻ると四時をすぎていて、納経所は5時までなので、 次の15番札所で今日はやめとこうと母と話して、15番へ。
十五番札所 少林寺 臨済宗建長寺派 本尊 十一面観音
13〜16番札所は市内の中心部に密接しているので、かなりまわりやすい。すぐに、15番札所へ。小高い丘の上になっていて、階段の下には西武線が走っていた。お参りを済ませて、一日目の宿屋の、民宿弁天橋へ。
さて、かなりながくなりましたが、まだまだ続きます!!!二日目のupは明日にしたいと思います。(これ打つのもかなり大変でした/読むのはもっと大変だと思いますが/汗)
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