閉ざされる風景
2007年11月06日(火)




ポスティングされたチラシを見て

夜だというのに

窓から広がる風景を見渡せば

冷たくはないけどひんやりと褪めた空気が

吹いてもいないのに手を伸ばすと

何故だか冷たく感じる



ちょうど2日前のam7:00

朝から窓を開ければ
まるで昼のような青空ともくもくとした
おいしそうな雲に引き寄せられて

何枚も携帯で画像を撮った

朝になれば一変と空気が変わり
その清々しい風を家の中に吹き入れる


ここから見る曲がりくねった道は

よく見かける風景画のように整っていて
日本なのにどこか海外であるような

そんな匂いがする

視界に入るのはスーツ姿で
「せかせか」と出勤する人々の様に

時に「私も頑張ろう」と励まされた

夏には打ち上げられた花火をよく見上げた

角度的に星までもは
見上げられなかったけど



いつかは「立つだろう」
と言われていたけど

来年の今頃には
二世帯住宅が建つ



カレの家に寝に行くのは久々

また喧嘩して家を出ようとすると
カレが家の前で待ってた

怒ってる

相当怒ってる

だけど

おだて上手な私にのせられて
数分後には笑顔に余裕が出てきた

そんなんで許されちゃうから
私はまた怒らせる


そば茶を飲んでいると

ティッシュを広げて
カレは爪の手入れを始める

いつも話しながらだから
わからなかったけど

ヤスリを上手にかけるし
巻き爪気味の私の爪を

本当に綺麗にしてくる


電気を消して

丁寧に愛撫されて
愛し合ったあとは

首の下にカレの腕を敷く

変な腕枕も

一番眠い朝方に「もう帰るね」と起こして

信号を仲良く渡りながら帰るのも

さっきまで会っていて「おやすみなさい」といったのに

また電話で「おやすみ また朝ね」というのも


何も変わらない

いつもと同じなのに


ここからの風景は変わってしまうし

光までもが遮られてしまう


思えば「変化」がないことなんてない

自分にしても周りにしても

いつかは・・・・いづれは変わっていく

「嫌だいやだ」といっても

避けられないこともあった

「いやだ嫌だ」といいながら

そのうち順応していく


だけど


太陽の昇る東側でなくてよかった

今でも太陽を見ると「ほっ」とする

最近はなくなったけど
何か辛い時はいつも太陽を見上げる

もしこの風景まで閉ざされてしまったら
当分は「情緒不安定」になるといっても

過言ではないほど

そうゆう日は
きっと来ないだろうと思うけど


そうゆう日がきてしまってもいいように

もっと強くならないといけない



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