ゆっくり/レクイエムフォードリーム |
昨日はへこみまくってたので、 今日こそはゆっくりしてやろう!! と気合を入れて休んだ(笑)。
こういう日に限ってメールや電話がすごく来るんだよね。 あーほっといてくれよ。
映画メモ* 「レクイエムフォードリーム」
監督・脚本:ダーレン・アロノフスキー
キャスト サラ:エレン・バースティン ハリー:ジャレット・レト マリオン:ジェニファー・コネリー
ストーリー 母親のサラの家からテレビを持ち出しては麻薬を買う金を作っているハリー。 ある夏、ハリーは親友のタイロンから麻薬の売人になろうと誘われる。 恋人マリオンと店を持ちたいと思っていたハリーは承諾し金を儲けるようになる。 一方、サラはテレビ番組から出演依頼が舞い込み、薬を使った急激なダイエットを始める。
感想 あーやっとかけます(笑)! かなりヤバイ。久々にハードなもん見たわ。でも飽きない。 「π」もかなり好きな映画ですが、こっちのほうがかなり刺激的。 人間が堕ちて行く様がまさに坂を転がり落ちるよう。 夏から冬にかけてどんどん堕ちる。 「ああ、夏・秋・冬ときたら春が来るんだろーか」と考えていた 私が甘かったです。 ドラッグでどんなもんだろ、と思っていた考えは この映画で一気に萎えました(笑)。 酒だけにしておきます〜。 「麻薬かっこわるい!」とかCMでやるなら、 この映画をTVや道徳の授業でやっちゃったほうが手っ取り早い(笑)。
皆が現実ではうまくいっていない、 母は夫が死に、息子は迷惑ばかりをかけて自分を必要としてくれる人が居ない。 テレビに出たらもっと私は必要としてくれるんじゃないか。と夢を抱く。 息子はドラッグにおぼれながらも恋人と幸せになりたいと考えている。 彼らの夢の手段が「ドラッグ」だった。 それだけなのに。 夢を掴むための手段を選ばなかったために目的を見失う。 好きな人を大切にしようと思うのに、できなくなる。 レクイエムフォードリームとは見失った夢への鎮魂歌ってこと?
あのWE ARE WINNER!とか言ってる番組 すごいですねえ。毎日やってるんですかあの番組(笑)。 そして老婆に覚せい剤はやばいでしょ。 最後の「テレビに出るの・・・息子と夫の話をするの」と何度も繰り返し、 何も分からずに連れて行かれて処置を施されるところがすごく怖かった。 そこからまた急降下するように主人公たち4人の運命は救いようがない。 恋人たちはどうなってしまうんだろう。 ドラッグも怖いけど、 堕ちてしまい這い上がる光も見えないところにぞっとさせられました。
息子の妄想は他の誰よりも美しかったのは、 彼の本質(母を思い、友達を大切にし恋人を純粋に愛す) を示しているからなのでしょうか。
息子役のジャレット・レトかっこええ。 ブルネットの外人大好き! あとジェニファーコネリーがあんなに綺麗だって今まで気づきませんでした。 でも体張ってますねえ。これが一番びっくりした。 彼女の呼ばれた会はいったいなんなんでしょうねえ。 金持ちの考える事は分かりません(笑)。 あ、彼女ビューティフルマインドで助演女優賞でですね。おめでとう。
映像の編集が上手いんでしょうか。 スピード感ありまくりで、見始めたらとまらない。 音も効果的。ドラッグをやるときのシーンが特に。 全然飽きることなく2時間終わってしまった。 すごくラストは怖いんだけど、もっとこういう映像を見たい。 これこそドラッグか?おーこわ。
余談ですが、途中から母が一緒に見ていて 「おもしろいわネ」と言ったことにもびっくりしました。 また母親の幻覚シーンをみて 「犯罪犯しちゃう人の頭の中ってこんな感じなのかもねえ」 としみじみと語っていました。 確かにそうかも。
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2002年04月10日(水)
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