学校/橋の上の娘 |
今期初登校だった(笑)。 しかも遅刻しまくり(1時間)、 友達から「来るっていったじゃん!」と怒りの電話をいただく。 お昼まで寝るくせが抜けません。
次の時間の授業(芸術論)の先生は 「日本の文化は死んでいる!」 と主張していた。 そうなのか? ただ意識が低いだけだと思う。 何かを作り出そうという人はいるけど、 それを守って行こうという意識が低いのよ。 最近はとみに一極集中してしまう国民性だから、何も生み出されない。 「これでいいのか?」 という気持ちをたまには思い出せば少しは改善されるかも・・・。 これは政治にもいえるのかな。
映画メモ* 「橋の上の娘」
監督:パトリス・ルコント
キャスト ガボール:ダニエル・オートゥイユ アデル:ヴァネッサ・パラディ
ストーリー 愛を見失った娘アデルは、セーヌ川に身を投げようとしていた。 そんな彼女を、人生に絶望したナイフ投げのの曲芸師ガボールは、“的”としてスカウトする。 それからというもの、二人は運が付きまくり、行く先々で喝采を浴びるが・・・。
感想 すごい大好きな映画です。ルコントの絵の撮り方っていいわー。 モノクロだからってのもあるんだけど。 ただのラブストーリーと思ってみてたらとんでもない。 とっても粋な話でした。 フランス映画はくら−いとか思ってる人は見て欲しいです。
まず最初にアデル役のバネッサパラディがこんなに綺麗だったとは! と驚かされます。 特にガボールが彼女の髪を切らせ、変身させて行く様は 心踊ります。曲もいい! 驚くほど綺麗になるんですよー!カワイイ!
キスもセックスもないのに こんなにまで官能的な作品があるなんて! しかも二人の絆がものすごく感じられる。 ナイフ投げをすることって男に命を預けるって事だし。 「すべてはあなた次第」だなんて もう恋や愛そのものじゃないですか。
スリリングなナイフ投げシーン。 恐怖の中で快感を見出して行く アデルの恍惚の表情、エロティックだわ。 誰もいない所で二人がナイフ投げをするシーンはゾクゾクするほど。 みてはいけない物を見た気持ちになった(笑)。
一貫して渋くて無表情のガボールが最初は 「おっちゃんじゃん」 と思っていたのにすごく魅力的に見えてくるのも見所ですね。
後半はちょっと退屈な感じがしたけど、しかも女の気持ちが分からない(怒)! でもこの部分がないと作品としてはダメなんだろうな。 二人が一緒にいることで、運が上向いて、 離れてしまってからお互いダメになってしまうなんて、 クサいけど、運命の人だったのだろう。 人は一人では生きられない、そんなことを感じた映画。 最後に見てよかったーと思えた。
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2002年04月12日(金)
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