楽しい飲み会/本「エンドレスワルツ」

今日は大学の友達と飲みに行った。
私たちは結構考えていることが似ているので、
話していてすごく面白い。
なので5時に飲みやに入ったのに出てきたのが11時半。
話し足りないけど、終電が間に合わないので帰宅することに。

私たちの会話は
若い女の子が集まれば話すこと(恋愛の話や悪口などですね)
が話題に登らないのです。
それなのにこんなに時間がもつとは、
なんでしょうね、なんだと思いますか?
まあ、言いませんけどね(笑)。
だからヘンなドロドロがなくてかなり面白いのです。

エイガメモはかなり滞っているので、
またネタをだすことにします。
今日は本です。小説。ノンフィクションですね。

「エンドレスワルツ」稲葉真弓著 河出文庫

ストーリー
天才サックス奏者阿部薫と女優でSF作家の鈴木いづみの壮絶な愛の軌跡。
(本の解説より抜粋)
*実話です。

感想
速度が問題なのだ。
人生の絶対量は、はじめから決まっているという気がする。
細く長くか太く短くか、いずれにしても使いきってしまえば死ぬよりほかにない。
どのくらいのはやさで生きるか? (鈴木いづみ)

この言葉に少しでも惹かれたら読んで欲しいです。
本当に壮絶です。日本のこんな人たちがいたのか、と思うほど。
二人の出会いは運命としか言いようがなく、
お互いの影に縛られ、求め合う。
いづみさんは決して阿部薫さんを愛しているとは言わないけど、
どうしようもなく好きだということが伝わってきました。

彼らの一生は検索すれば出てくるかもしれないけれど、
この本みたいに息が詰まるほどの彼らの生き方を表現したものはないと思う。
ラストのいづみさんの描写は見ていられないほどでした。
70年代の空気を濃く感じたね。
忘れられない作品になりそうです。

映画にもなっていて、町田町蔵(町田康)と広田玲央名さん主演。
これは探してみてみます。なかなか見つからないんだよなあ。
かなりエロシーンが多いという噂だし。
また鈴木さんの本の表紙、アラーキー撮影なんですがかっこいい。
2002年05月24日(金)

日々ノオト / kica

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