静かなる零への回帰録...翔人

 

 

誕生日 - 2003年10月03日(金)

今日は誕生日でした。
誕生日というのは意味なく機嫌の良くなるもので、
意気揚々と、母と共に名古屋へ向かいました。


レピシエで朝っぱらからアフタヌーンティーセットをとり、
明日松田さんに渡すプレゼントを買い。
母は幾つ目になるとも知れない鞄を買っていました。


地下鉄で矢場町へ移動してパルコへ。
姉への誕生日プレゼントを買って、店員さんとお喋りしてボークスに。


そう。今日はもう一人の分身、森のお迎えの日でもあったのです。


横井さんに挨拶してドキドキしながら早速のご対面。
………何だかイメージと違うような気が。
「うーん」と唸っていると、「少しずつ実感が湧いてきますよ」と言われ。
5分後にはすっかり馴染んで「森兄さん」と呼んでいる自分がいました(笑)。

お迎えセレモニーを行う為に服を着させるのですがこれがまた一苦労。
皮パンのウエストが閉まらない(苦)。
半ば無理矢理伸ばして着せ、ウィッグを被せて完成。
兄さん、なかなかお似合いですよ。

私が彼に馴染むのが遅かったのは、今までとは違ったから。
今までお迎えしてきた翆蓮や透矢は深い瞳をしていたのですが、
今回の森は薄オレンジの赤眼です。色素が全体的に薄く見えます。
そこがネックだったんでしょうねー。

セレモニー前に写真を撮らせてもらい、セレモニー開始です。
未だに慣れません…三度目なのに…。

「これから一緒に歳を重ねていくんですね」との店長さんの言葉が、
妙に感慨深かったです。
そうなんだよなぁ……翆蓮には物凄く執着してるけど、
あの子の誕生日は七月だし、透矢は八月だし。
これからは森と一緒に同じ日々を過ごしていくんだなぁ…と。
大きな箱に収められる森を見ながら、そう思っていました。


さて、とにかく森の箱が大きいので移動が大変ですが、
ラガッツァでランチを食べて、電車に乗って、
夜のご馳走の買い物をして帰宅です。


この日は朝から滅多に鳴らない携帯がよく鳴りました。
全然連絡もとってなかったのに祝ってくれた友人もいました。
留学先から祝ってくれた友人もいました。
一人一人に返すにはちょっと多くて、まとめて返事を返したのですが、
自分は独りではないのだということを再確認しました。
本当に嬉しかったです。
祝ってくれた皆、ありがとう。


夜は家族全員揃ってご飯を食べてケーキを食べて。
姉と母からプレゼントに大好きなブランドのWILD STRAWBERRYのアクセを貰い。
父からは森がプレゼントだったし、祖母からは先日のmaruさんの手作りの時計と、服を買ってもらって。
去年の誕生日をたった一人で過ごしたことを考えると、
今年の誕生日は本当に素敵な誕生日になりました。


もううかうかしていられる年齢じゃない。
全体を見渡せるような、自覚をもった人間にならなきゃいけない。
気分を新たに、そう思いました。


森が来て少し狭くなったベッドの枕元には、翆蓮と透矢が待っていました。
緊張の面持ちを見せる二人…特に翆蓮ですが、仲良くやっていってくれると思います。
これからは四人で、一緒に笑って泣いて過ごしていけたらいいな。


とにかく、素敵な誕生日でした。


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