急変!! |
なんだかとある患者さんばかりの対応で追われていた1日。 ずっと気持ち悪いと訴える患者様。 その患者様は食道静脈瘤の患者様。 まさかとは思ったけど、最悪の事態が起こった。
食道静脈瘤っていうのは食道にできる血管のこぶの事。 肝臓の悪い患者さん(いわゆる肝硬変)に多い疾患です。 なんかの拍子にそのこぶが破裂しちゃうと、 お腹の中で大出血して、失血死する恐れさえある疾患。 まぁ、派手に破けちゃう前にしっかり縛っちゃえば、 大概は出血は防げるんだけどね。
この患者様も、もちろんそうしてあった。 その治療も終わってご飯も普通のもの食べれるまでになってた。 ただ、今日は。 食欲も無く気分が悪い、吐き気止めも効かない。 血圧とかは正常だったんだけど。
16時ナースコールにて訪室。 なんと、吐血。 といっても、10mlほど。 もちろんDrコール。 量も少量なので経過観察の指示が出る。
それだけでもかなりあせった。 念のため・・・と心電図モニターもつけた。 それが良かったのか悪かったのか。 つけたときのHR:140台。 数分後、ふと見たら90台に。 まさかなーと思って再度訪室すると。 意識レベル低下、全身冷感著明。脈も触れず。 ・・・><
いやーまじで血の気が引いた。 起こっちゃいけないことがおこったような感じ。 なきますよ。まじで。
取り敢えず、挿管となりました。 挿管手順は最近多かったからさすがに覚えたらしいです。 そこはよかったのよ。 そのあと。 Mカテ挿入したら、暗赤色の排液が600mlも・・・。 大出血してたわけで・・・。 Drの指示は・・・ 「S−Bチューブ入れるよ」 ・・・(’’;; 消化器内科のうちの病棟でも年に数回しかお目にかかれないやつでね。 入れるときの介助なんて、分かるはずも無く。 Drですら説明書みながら・・・。
何とかいれて、止血して。 強心剤入れて何とか持ち直して(相当厳しい状態だけど) 当直さんに継いで。
それが落ち着いたのが19時前。 結局他の患者様のところにはラウンドにいけず。 あきれられたけど・・・仕方ないよね^^;
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2006年02月06日(月)
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