先日お届けした「尾道市」の暴挙のその後
抗議メールを出しました。お願いメールとして「世界遺産広報事業」へ、なにやっとんのか?メールとして「尾道市」へ。
早速「世界遺産」からお返事が来ました。相手の言う事を鵜呑みにしたよく言えば「人のいい伝言お返事」悪く言うと「もっと裏を読まんかい! 言われた事しかできんのか?」的な内容でした。
とここでオレがくどくど書いても仕方が無いので全文掲載します。宜しかったらご意見なんか聞かせていただけると大変嬉しいです。
ではここからオレが書いた稚拙抗議文です。
---------オレが書いたメール文です---------
初めまして。私は埼玉県に住むミミちゃんという者です(実際は本名で送ってますってば)。
今回は尾道市が「世界遺産」に登録する為に市民の税金を使って野良犬・猫の大量捕獲(言い換えれば大量殺処分)を行なうと聞き、抗議の意味も込めてメールを送る事にしました。
世界遺産を目指すため、景観を良くし、イメージアップを図る』という名目の下、尾道市は新年度予算に228万円計上し、その税金を使って新型捕獲機を10台購入するそうです。
今回尾道市が世界遺産に登録申請をするにあたり野良犬・野良猫の捕獲とどの様な関係があるのか理解に苦しみます。
新型捕獲器を購入して協力市民には謝礼を用意すると言うではありませんか。野良猫・野良犬の駆除を本格化することを決定したと報道もされています。平成12年12月1日に施行された「動物の愛護と管理に関する法律」第二条基本原則では、「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ…」と、誰もが人と動物の共生に努めるべき旨を定めています。安易に駆除という名目で愛護動物を殺すことが世界遺産に相応しい都市になるとは到底思えません。それよりも飼い主のモラルを高め、遺棄によって野良犬・野良猫が増えない社会作りの方が大切だと思います。殺せばよいと言う短絡的で野蛮な行為で作られる街が、審査の厳しい世界遺産に登録されるのでしょうか?
動物愛護の進んでいる先進各国に恥の上塗りをするのではと懸念されます。ユネスコは字のごとく国連教育科学文化機構であり、このような人道に反する行為は教育文化を重視する世界遺産とはほど遠いものです。保護団体と協働で保護と里親探しが本当にできないものか、或いはこの駆除が今後野良犬・野良猫を生み出さない尾道になれるのか、行政には熟慮していただきたいと思い、まずは広報活動事業部にお願いのメールを送る事にしました。
世界遺産に指定を受ければそれは名誉な事だとは思いますが、その陰でなされる行為にも配慮を願いたいと思います。
特に尾道市が行なおうとしている行為は日本では簡単に選択される野蛮な行為です。
役所は邪魔なものは即処分したがるのです。この処分とは殺処分を指しています。お分かりでしょうが尾道市は『世界遺産を目指すため、景観を良くし、イメージアップを図る』為には野良犬・猫は邪魔だから殺すと宣言しているのです。しかも市民の税金を使って。
これほどの暴挙があるでしょうか?
尾道市の行なう行為が「世界遺産」を目指す為には致し方ない行為と思われるのなら、このメールは破棄してください。しかし、少しでも疑問を感じたら何らかの方法で遺憾の旨を直接尾道市へ伝えてください。お願いします。少しでも早く行動を起さないと無駄な命が失われます。どうぞ宜しくお願いします。
---------以上 「世界遺産広報事業」様へ宛てたメール----------
続いて送った「尾道市」へは同文へ以下の文章を追加して送りました。
----------以下「尾道市」へ送ったメールに追加した文章-----------
という内容で「ユネスコ世界遺産広報事業」宛にメールを送りました。尾道市が行なう「野良犬・猫大量捕獲」断固反対します。もっと税金を有意義に使うことを願います。殺すより生かす道を考えてください。あなた達の行為は世界的見地から見て、もっとも忌み嫌われる行為だという事にどうぞ気が付いてください。そんなことでは「世界遺産」なんて程遠いですよ。殺された犬や猫の上にそんなもの残せますか? 胸を張って孫子に伝えられますか?
---------それでは「世界遺産広報事業」からのお返事です---------
メールを拝受いたしました。
野犬の捕獲に関しては、市の生活環境課のD氏に電話でお尋ねしました。野犬が大幅に増え、市民の方からの保護要請にもとづき捕獲を行っているということで、決して「世界遺産登録推進」やそのための「環境美化」のためではない旨説明がありました。市民の要請によると、野良犬が一部の市街に住みつき、市民の生命、特に子供に危険が及んでいるための保護対策ということです。実際、昨年に地元の町内会から、「夜にほえられると、眠れない」「子どもが追いまわされる」といった野犬被害を訴える陳情書が市に提出されています。このほかにも、野犬が絡む深刻な被害と、対応を求める多くの声が市に寄せられています。
確かに、市長はじめ市としては「尾道」を世界遺産リストに登録したいという意向をもっているようですが、そのことと今回の件は全く無関係ということです。市の生活環境課には新聞に出てから全国からのお問い合わせや事実確認の電話、あるいは苦情がひっきりなしにあるようです。新聞には「美化」や「遺産登録」のためとなっていますが、新聞の書き方に問題があるということでした。いずれにしても市民からの要請で行っているということです。
世界遺産リストに登録するということは、文化遺産登録であれば文化庁が、自然遺産であれば環境省がそれぞれ科学的、歴史学的に専門の立場から検討することになっています。また、世界遺産リストに登録される前の手続きとして、日本国内で「暫定リスト」(いわゆる次に世界遺産に推薦しようといている物件)に登録する必要があります。現在、その暫定リストには、「尾道」は入っておりません。
ご参考までに次に登録にを予定しているものは以下5物件です。
平泉の文化遺産、紀伊山地の霊場と参詣道、石見銀山遺跡、彦根嬢、古都鎌倉です。
以上です。
新聞報道に問題があった
そうですよ。
どうやら事実誤認のようです。いやぁ、どなたか「中国新聞」もしくは「朝日新聞」で「尾道市の野犬捕獲」についての報道に誤りがあったという謝罪文を見かけた方がいらっしゃいましたらご一報ください。
尾道市に陳謝のメールを送らないといけませんから。
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押してもらえると小躍りして泣いて喜ぶッス
ご感想をどうぞ。
2003年03月22日(土)
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