森岡万貴 徒然記 (黒いブログ)
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2002年05月09日(木) なんか四角いフサフサしたもの

今、なんか変なものを見た。

ウサギさん。

、、、四角かった。

母の日の贈り物を出しに、郵便局へ行った帰り、なんか四角いフサフサしたものと目が合った。
「えっと。」しばらく考えて、「あ、ウサギかぁ、、、って、四角かよッ!」と分かり易いツッコミをしてみた。

そんなツッコミにも、ウサギさんは微動だにしない。

それにしても、デカい。巨大なウサギだ。
ちょうど私の目の高さに小屋が設置されていて、それで目が合ったのだ。
小屋の中に、彼女(彼かな?)の寝室があって、そこに入って休んでいるようにも、つっかえているようにも見えるが、とにかく、ウサギさんに対して寝室の立方体が小さすぎて、角いっぱいいっぱいまでウサギさんが詰まっている。

く、、苦しくないのだろうか。

あまりの四角さに、「あのぅ、」と話しかけてみたけど、反応なし。
至近距離まで近寄っても、ビクともせず威厳を保っている。
目を開けて寝ているのかもしれない。

その隣に、猫が正しく丸まっている。明らかに、四角いウサギさんの方が大きい。

四角いウサギさんの堂々とした挟まりっぷりを見ていると、昔うちで飼っていた、ミニウサギのミミちゃんを思い出す。

ミミちゃんが、ナナちゃんと共に家にやってきた頃は、確かにミニウサギだった。
しか〜し。ミミちゃんだけが日増しに巨大になり、「ミニウサギかよッッ!?」と誰もが突っ込みたくなる程、たくましくなった。(一応、女の子だった。)

で、鳴くのだ。興奮すると。
「ブヒーーーーーっ!」
ぶ、、豚かよッ!

ミミちゃんは、独自の筋トレによって、腕力も鍛えていた。生まれながらのガテン系なのだ。
家の庭に、穴を掘って、掘って、掘って、、、ついに、お隣の家の庭に抜けるトンネルを造ってしまった。

こ、これはまずい。母は焦った。すぐにお隣さんに謝りに行って、穴を埋めた。

するとミミちゃんは、烈火のごとく怒り、
「ブッヒーーーーーーッッッ≠◎〒¥$!!」
と、宇宙語を話しながら、せっかく母が埋めた穴を、無我夢中で掘り崩す。
そして、ミミちゃんと母のウサギごっこ、いや、イタチごっこは、果てしなく続くのであった、、、

ミミちゃんのあまりのたくましさに、まだ小学生だった私は、ミミちゃんを「(ウサギの)おとうさん」、そしてナナちゃんを「(ウサギの)おかあさん」だと信じていた。

そんなマッスルなミミちゃんも、寄る年波には勝てず、ある日旅立っていきました。

四角いウサギさんは、ちょっとミミちゃんに似ている。
ふと、今度この道を通ったら、寝室が6角形になってたらどうしよう、などと想像してしまった。

(想像中。)

クッ、、、駄目だ、可笑しすぎる。。。
笑ってごめんよ、四角いウサギさん。抜けなくなるから、食べ過ぎには注意してね。


maki morioka |HomePage

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