青春の思ひで。

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2002年01月17日(木) 檻を。

檻を作ってみた。

過去の幸福を閉じ込めるため。


いやなのに。
忘れることが。
怖いのに。

もう、少しづつ忘れていっているのかも。

いやだ。
いやだ。
いやだ。
忘れたくなんかない。

未来なんかなくていい。


アルコールを摂取しない日がない所為か。
悪夢ばかり見る。

母親が気晴らしに動物でも飼ってみれば、と言った。
動物を飼うことが大嫌いなあのひとが。
あたしは黒猫を飼おうとした。
置物の黒猫を見つけた。
だけど、置物じゃなかった。
それは、生きた猫で。
生きたまま剥製にされて。
えさは食べるけど。
動くことはできない。
そんな猫で。
あたしは泣いて。
そんなのかわいそうだって。
泣いて。
泣いて。
泣いて。
泣いていたら。
彼が。
あたしを抱いて。
「そんなことぐらいで泣いて。俺がいなくなったらどうするの?」


悪夢。


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

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