青春の思ひで。

DiaryINDEXpastwill
前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL


2004年09月26日(日) テレビ日記か、これは。

(もうほぼ私信)
今日の「新撰組!」は、なんだかすごかったね。
ひとが理不尽に死んでいく回だというのに、不謹慎にも萌えっぱなしでしたよ、あたしは!
土方が「勝っちゃん……」て呟いたシーンにノックアウト。
すごい!萌えの極地だと思った。三谷は乙女心がわかってるよね(違)!
沖田が医者に迫るシーンでも萌え。
河合の介錯が失敗して、沖田がとどめをさすシーンにも萌え。初めて藤原竜也をかっこいいと思ったよ。たぶん最初で最後だろうけど。
普通に、原田とまさが一緒に泣いているシーンにも萌え。
そしてどんどん可愛くなる斎藤ことオダギリジョー。可愛い可愛い。萌え。
(オダジョーといえば、こないだ初めて「ビギナー」の再放送を見たけど、あの髪型はどうだろう)

>朱瑠さん
萌えトークがしたいよ!

「新撰組!」は最初の1、2ヶ月見て、しばらく見なくなって、またここ2ヶ月くらい見てるんですけど。
真面目に見てるとスタッフの時代考証にうちの大学の教授の名前があって笑った。
(しかし、O教授の授業は限りなくつまんなかったよ。しかも落とされたし!)
ぶっちゃけ、三谷幸喜の脚本はちょっとがっかりだった。
(だから、途中で見るのやめたんだけど)
いや、面白い、んだけど、大河ドラマの重厚な空気感が足りない、というか。
でも、熱心な大河ファンじゃない若い世代はそんな空気どうだっていいんだろうけど。
あたしも、ここ10年くらいは真面目に大河を見てないので(10年前は一生懸命見てた変な小学生)、「大河らしさ」とか語れるほどでもないし、そんなにそれに執着もないんだけど。
三谷自身、今までの大河の空気感を変えようと試みているのだろうけど。
その試みが失敗している、というか。
歴史ドラマに英雄を描くのでなく、生身に近い人間、しかも人間として完成していない若い時期を描きたい故に、ところどころにギャグっていうかネタっていうか笑えるポイントを仕込んでるんだけど。
それが、「大河」っていう看板に負けてる。はっきり言って。
三谷の、三谷らしさ(と、これまた語るほどに三谷を見てないけど、三谷のウィットに富んだ笑い、っていうのは確かにあると思う)が「大河」の歴史に勝てなかった気がする。
別に今までの脚本家が三谷より優れていたとか、三谷がダメとかいうつもりはないんだけど。
単純に相性の問題かな。


これだけ文句を付けているのに、何故また見始めたかというと。
「データベース消費」だね。「キャラ萌え」の世界。
「幕末」とか「新撰組」とかいう「大きな物語」に魅力を感じるのでなく、近藤や土方のデータにまで細分化された「萌え要素」に魅力を感じているわけです。
たぶん、このあたしの感覚が「新撰組!」が「大河」としてどうだろう、と思ってしまう原因だろうな。
「大河」には「大きな物語」であって欲しかった。
もう今の時代消費できる容量以上のデータベースが溢れているから。
「大きな物語」とはなんぞやと言えば、「根底に流れるもの」っていう言い方が伝わりやすいのかな。
今回の大河ドラマを例に出すと、「幕末」という時代に支えられた「新撰組」という物語。
その逆のベクトルの「キャラ萌え」とはなんぞやと言えばもはや説明不要の感もあるけど、キャラクター(登場人物)の要素に萌えること。
例えばネコ耳萌え、とかメガネ娘萌え、とかフェチに近い感覚。
今回のドラマはそこまで要素萌えじゃないとは思うけど、「大きな物語」よりも細部が全面に押し出されている感があるからなぁ(その細部に「三谷らしい笑い」も含まれていると思う)。
本来「大きな物語」になるはずの「新撰組」自体が最近「萌え要素」の一部として扱われている風潮があるし。
今回のドラマで「萌え要素」となっているもの、(「キャラ萌え」の燃料となっているもの)はまさにこの日記の冒頭であたしが「萌え。萌え」言ってた部分です。
「データベース消費」とはなんぞや、と言えば、「萌え要素」を消費すること(=「キャラ萌え」)ですな。つまりあたしのしていることです。「萌え要素」をひとつの「大きな物語」として捉えるのでなく、たくさんあり細分化されており、データベース化されている、と捉えるわけです。

以上、「新撰組!」を社会学っぽく語る(飽くまでも「っぽく」ね)。

この文章が理解できなくて、でも理解したいかもという奇特な方は
この本
を参照。
「オタク」を社会学的に見たなかなかユニークな一冊。
サブカルチャーを扱う社会学に興味あるひとにはおすすめ。
ギャルゲーや二次創作を社会学的に見る冒険心に溢れた著作です。
上のあたしの文章は手元でこれを参照しながら書いたわけじゃないので、細部で間違いがあってもご愛嬌ということで。

この本のこういう論理でガンダムファンでアンチSEEDの友人(男2人)に「ガンダムは大きな物語であって欲しかったんだよね。SEEDみたいなキャラ萌えのデータベース消費はしたくないんだよね」と言ったら「よくわかってるねぇ」と頷きながら感心されてしまいました。ガンダムまともに見たことないのに。


「新撰組!」を見た後は、「行列のできる法律相談所」を見てました。
弁護士先生の恋愛スペシャルにひかれて。
あの弁護士先生方も、すごいキャラクターの濃いのを引っ張ってこれたよなぁ、と思う。
あっぱれ日テレ。
見れば見るほど北村弁護士が好きです。いや、みんな好きだけど。
住田弁護士の若い頃の写真を見ていろいろ考えた。
あんなきれいでかわいいこも年をとればおばさんになるんだなぁ、と(失礼だな)。
あんなかわいいひとでも、普通のおばさんになってしまうのだから、あたしももっと気をつけて生活しよう、食生活とか(ほんとに失礼だな)。
恋愛を勉強の原動力にした、というエピソードはまじめにいろいろ考えさせられた。
あたしは、恋愛を勉強の原動力にできない人間(というか努力が足りない)だなぁ、と。むしろ免罪符にしてしまいがち。
こないだおにいちゃんに「俺と別れた所為で勉強に支障が出たりしてない?」と言われて「全然。だって、そんなのかっこ悪いじゃん」って返したら、すこし絶句して「ジロウ(おにいちゃんの幼馴染)と同じこと言うんだね」と言われてしまった。
ほんとにそんなのかっこ悪いと思うんだけど、あたしの場合、そのための努力が長続きしないんだよね。
その時点じゃ全然支障が出てなかったけど、ここ数日またものすごいモチベーション下がってる。別に別れた所為じゃないかもしれないが(むしろその可能性が高いが)。
あー。あと橋下弁護士のVを見ながら、気障な台詞は他人事なら見ていて「さむっ」と思うが、実際自分が言われたらその雰囲気に酔っちゃうだろうなぁ、と。昔、言われた(つーか書かれた)ときは「さむっ」と思ったけど、実はそういうの好きだろうな、自分(前科もあるし・死)。

つーか、バラエティ見ていろいろ考える自分が嫌。


昨日は、「恋のから騒ぎ」をドラマとセットで久しぶりに見てたけど。
「別れたんだから、恋からにでも出てネタにしてやろうかしら」とか思っちゃった。
けど、そんなに語るほどに恋愛経験が豊富なわけでも、ネタに溢れた恋愛をしたわけでもないしな。
「KERA!」に出てるコが出ていてびっくりした。


テレビ見てなごんでる暇ないんですけどね。
明日はまた撮影の手伝いに行ってきます。
こないだとは別の映画の。
女子高生役をやるそう。うふふん。


あー。それにしてもヲタクくさい日記だ。特に前半。萌え萌え言うなよ、自分。



天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

My追加