青春の思ひで。
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覚醒したのは15時半でした(死んでしまえ、あたし)。
覚醒したのは、最近登録してるお天気のメルマガの号外が送られてきたから。 「観測史上最大の台風接近中。外出しないで下さい!」と。 ……外出しないでください、と言い切られても今日は予備校の日。
でも、念のためと思って予備校に電話してみたら「台風で休講です」とのこと。 よかったよ、無駄足踏まなくて。
夕方までは、風はたいしたことなくて、雨だけ強いなぁ、と思っていたのだけれど、17時過ぎから風に煽られて、雨が窓を叩きつけるようになりました。 1日中テレビはつけなかったけれど、ネットでチェックしてみると、電車が動いてない。 そういえば、さっきから電車の音が聞こえない。 あたしの足の中央線は運転見合わせ状態。 ……外に出たら帰れなくなるところでした。 ベランダに落ちてる洗濯ばさみ容れ(つまり、ゴミ)がお隣に飛んでいかないか心配。
昨日の遅れを取り戻そうと思ったのですが。 ……昨日の、遅れの穴埋めどころか、今日のノルマすら……(死)。
今日から読み始めた新しい本は1日3章をノルマに設定したけれど、2章しか読めず。 1章のページ数は少ないけれど、内容が詰まっているので(そういえば判も大きいし)、読むのに思ったより時間がかかりました。
「行為」と、「合理的選択と集合的帰結」について。 行為は……パ ー ソ ン ズVSシ ュ ッ ツ? パ ー ソ ン ズの言い分を聞くと、個人のパーソナリティというものが完全に無視されているので、シ ュ ッ ツはもっと個人に焦点を当てようとした、ということ? つまりシ ュ ッ ツは、この本では「解釈学的」とあるけれど、別の本で読んだ「意味学派」ということ? もう「行為」について読むのも何度目かになってきたけれど、わかってるんだかわかってないんだかよくわかんないって状態ですね。いつも。 読んでるそのときは理解しているような気になっているけど、後から説明しろと言われたら無理、みたいな。 ところで、あたしはミ ー ドがものすごく好きらしいです。 パ ー ソ ン ズとかわけわかんないと思いながら読んでてもミ ー ドが出てきたら、何かすっと入ってくる。 マクロな分野は苦手ですな。ミクロがいい。ミクロ。ミクロ。
「合理的選択と集合的帰結」の部分ではおもしろい事例がふたつほど、紹介されていた。 ひとつはO・ヘンリーの『賢者の贈り物』……貧しい夫婦が、クリスマスの贈り物をするために夫は自分の大切な金時計を、妻は自慢の美しくて長い髪を売って相手に贈り物をする話。ところが、妻は自分の髪と引き換えに、夫の金時計の鎖を買い、夫は自分の時計と引き換えに、妻の長い髪に差す櫛を買っていて、ふたりの贈り物は無駄になってしまったけれど、ふたりはお互いの愛情を確認できたのでした、という実にいい話だ。 これを「この夫婦は、自分にとって何が最良か(自らを犠牲にしても相手が喜んでくれるだろう)という合理的選択を行ったが、けして利己的ではない。利他的である。つまり、合理的選択はけして利己的なものに限らない」という説明をしていた。 それはよくわかったけれど、ふと思ってしまった。 時計はほっといたら戻ってこないけど、髪はほっといても伸びるよね? ……こんなことを考えてしまう自分の心は真っ黒です。はい。 妻はまた伸びた髪を売って、それで夫の時計を買い戻せばいいよ(そういう問題じゃない)。
もうひとつは「囚 人 の ジ レ ン マ」 このエピソードはちょうど1年前の実習中に経済専攻の実習生仲間すぎうらくんから教わったなぁ。 「社会学やってるのに、『囚 人 の ジ レ ン マ』知らないのはまずいでしょ、瞳冴さん(笑)」と言われつつ。 「囚人AとBがいます。ふたりは双子で相手が考えていることが手にとるようにわかりますが、仲は悪いです。隔離されて収容されていますが、それぞれ取引をもちかけられました。『両方とも黙秘じゃ埒があかないんだよ。自白してくれない?』と。この取引の条件は、AとBが共に黙秘した場合それぞれ懲役5年。A、Bどちらかが自白してどちらかが黙秘した場合。自白した方は懲役2年。黙秘した方は懲役10年。両方とも自白した場合はそれぞれ懲役8年。さて、囚人AとBは黙秘する?自白する?」 と言った内容。 で、1年前のあたしは、「黙秘する」ってすぎうらくんに言ったら「はい、はずれー」と言われてしまったのでありました。 「だって、自分も自白して相手も自白したら懲役8年だよ。だから、相手も黙秘するだろうと考えて懲役5年」と考えたのだけれど。 「でも、もし黙秘して相手がその裏をかいてきたら?自分だけ懲役10年だよ。リスクが大きいんだよ。それに比べ、自白することを選んだら相手が黙秘したら得だし、相手も自白しても自分に(相手と比較して)損はないわけ」とのこと。 つまり、これが合理的選択。で、結果として懲役10年というのは最良の結果ではないけれど、集合的帰結となる。つまり、最良の結果が集合的帰結ではない、ということ。 そういえばすぎうらくんは今、何をしているんだろう。彼も院に行くとか言ってたはず。 後期になったら、教免系の授業で一緒だけどね。この授業取らねば教免が取れないので、またふたりして必死になって(去年もそんなことをした)助け合うんでしょうねぇ。助け合いの精神て大事だよね。
ちまちま読んでるこの本は、2項のみ。 昨日のノルマを埋めるためにはもう1項読まなければ。
昨日読んだ部分とセットで読みたかった「時間の形態と社会」の話。 この執筆者W林M夫の文章は、高校3年のとき、受験用の国語の問題集の論説文の問題として一部を読んだのだけれど、ひどく感動した覚えがある。 今日もちょっと感動した。 あたしは、「空間」という概念は苦手だが、「時間」という概念はものすごく愛している。 それでいて、あたしの中の時間の概念は近代以前の時間の概念のようだ。 永遠の都ローマ……みたいな。 このひとの書く時間論や空間論は、論文だけどちょっと感動できる、と思う。 高校生にお勧め。 日常が平凡でつまらないと思っているひとにお勧め。 日々に少し刺激を与えてくれる文章だと。
もうひとつは「宗教」について。 あー。でも、これはなんか余分な文章で字数とりすぎ。 「宗教って言うのはね、こんな小さなスペースじゃ言い表せないんだよ!」みたいなことを延々と。 わかってるんなら、さっさと本題に入れば? 結局今ひとつぴんとこなかった。
キングオブブックは今日も(以下略)。 ぐはっ。
今日はほんとなら撮影があったんだけど、中止。 でも、台風の所為じゃなく、学内が終日全域停電になるからだって。電気工事のために。 電気工事なんかできるのかしらね、この暴風雨の中。 てゆーか、停電がなければやる気満々だったらしい。無理無理無理。
夜に、台風を心配しておばあちゃんから電話。 最初、父からかと思って(お父さんの名前とおじいちゃんの名前が似ててね)、「あー?」みたいな声を出してしまって、おばあちゃんに「瞳冴ちゃん?」と言われて、あわあわ。 「あ、こんばんわぁ♪」と、慌てて変化(へんげ、と読む)。やばやば。 ちゃんと相手を確かめてから電話を取らなければ。 一瞬、父から電話だと思って、「何だろ?もうすぐ試験だから、何か言ってくれるのかな?」とか期待した浅ましい自分が嫌い。
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