青春の思ひで。

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2004年10月31日(日) 私を、泣かせてください。

卒論をやったりやらなかったり。
今更、質問紙調査をしてみようかと思い立って(いや、思い立ったのはちょっと前なんだけど、試験終わるまでは動けなかった)、質問紙(つまりアンケート)作成中。
これがどうしてなかなか意外に、め ん ど く さ い 。

てゆーか、すでに質問紙調査やった先輩のぱくりなのです。
それでも、めんどくさい。
あぁぁ、もう全部自由回答にしてしまいたい(それはだめ、と先生が前に仰った。あたしにじゃないけど)。
質問項目はすでに頭の中にあったけれど、回答項目、つまり選択肢をちまちまちまちま作成するのがめんどくさい。
と、いうより、ものすごい偏った選択肢になってしまった。
例えば「どのような雑誌を読みますか?」という質問の回答項目は、ファッション、漫画、文芸、テレビ、映画、週刊誌、ビジネス誌、経済誌、その他……と用意して1日後に気付く。スポーツ誌は?
つまり、自分が読むものしか選択肢として思いつかないわけですよ。
スポーツ誌だって、クイズ雑誌だってたくさん需要あるのにね。あ、今気付いた。アニメ情報誌やゲーム情報誌も忘れてた。昔は随分お世話になったのに(笑)。
もう、ここまできたらどこまで詳しくやればいいのやら。
『AERA』とか一体何の雑誌なわけ?ビジネス?経済?あたしとしては週刊誌の域だろうと思ってるけど。
「どんなテレビ番組を見ますか?」の質問でも同じ。スポーツという選択肢がなかった。やばいよ、それ。あたしは全く見ないけど、スポーツばかり見るひともいるのに。

だいたい他人様の「趣味」が知りたいわけじゃないんですよ。
でも、どれくらいどんなメディアにコミットしているかは知りたいんですよ。
でも、知ったところでそれがメインの研究じゃないんですけど。

……無駄、なのかな。これ。

そりゃ、統計とってみたら面白いけど無駄なことに労力費やしているような気もする。
質問項目やら選択肢やら作成していて、自分の真の意図がちらほら見え隠れして、気分悪くなりますね。
ほんとはこんな軽いことが聞きたいんじゃないんです。
温泉掘るために、周囲の自然環境破壊しつつ広範囲で穴掘っている感じ(この比喩、我ながらすごく的を得てるよ)。
差し障りのない質問や回答を作成しながら、巧妙な罠をしかけてそれにかかるのを待っている。
…………ものすごく調査倫理から逸脱してないか、あたし。


さてさて、そんなことにもぐるぐるしつつ今日は柘榴さまとお友達がやってらっしゃるイヴェントのイヴェント内ライヴにお出かけしました♪
あぁ、なんか「お出かけ」って感じがかなり久しぶり。

Caccinica(カチニカ)というヴォーカル&ヴァイオリン(+ピアノ?)ユニットのライヴを聴きに行ったわけですが、相変わらずsachiさんはため息が出るほど素敵です。憧れ。
かなり久々に拝見した湯澤さんも素敵です。次はこんな殿方と恋愛がしたい(こらっ)。

クラシックは好きだけれど、詳しくないので時々恥ずかしいです。
お友だちのmakonちゃんからも年に2回、makonちゃんの所属するオーケストラサークルの演奏会に招待していただいているのですが、そのときも少し恥ずかしい思いをします。
好きなもののことをよく知らない、ってそれが一番恥ずかしいよね。怠慢でしかないもん。

ふいに、始まった前奏に、オルガンの音色にぞくっとしました。
この曲、何の曲だったっけ?
あ。「私を泣かせてください」だ。
ずっと前に、こないだ閉鎖したHPの前のHPの頃に、BGMとして選んだ音楽。
ヘンデルの「私を泣かせてください」
すごくすごく好きなメロディだったのだけれど、音楽素材としてしか聞いたことがなかったので、歌を聴くのは初めて。(こういうところが怠慢で、無知が無知のままのさばるわけだ)
湯澤さんの歌声を聴きながら、あの苦しくてどうしようもなかった、それでも確かに存在した「瞳冴」を思い出して涙が出ました。
MCで湯澤さんが「牡丹と薔薇」で日本語の歌詞付きで主題歌になっていた、と仰っていたけれど、そう言えばそうだわ。
「牡丹と薔薇」も何度かは見たことあるのに、どうしてそのときは気が付かなかったんだろう。


「私を泣かせてください」を聴いて。
あたし、もう、「瞳冴」じゃなくなっているんだな、と思った。
ずっと「瞳冴」でいたいのに。


天上旋律 |前略プロフィールゲストブック永久少女天然色夢絵巻kitchen & closetMAIL

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