ただ確定的になったことはひとつだけ。私はちっとも救われたいだなんて思っていないのだ。この気持ちを抱えたままで生きること、思い出したようにこれに耽って、少し泣くことに悦びを感じているのだ。さぁ、早くあたしを殺せ。この気持ちよ。あの日が、今年もまた近づいてくる。春。孤独。