酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEX|past|will
ひさしぶりに浅見光彦登場です。内田康夫さんも好き嫌いのハッキリ分かれる作家さんのようですが、私にとっては小説界の久米宏。時事ネタをわかりやすく推理小説に仕立ててくださるので、読まずにはいられないのです。 今回のメインテーマは、「日本の銀行はいったいどうなっちゃったのか」のひとことです。昨今の銀行問題(政府の対応も含め)が私にもとてもよくわかりました。そのメインテーマに戦時中の正義と罪と平将門伝説が絡められていきます。平将門の非業の死をうまく絡めていましたよ。平将門伝説を読みたくなりましたから。 日本が、バブルに浮かれ、今そのツケを支払うべき時期になっています。ただ大騒ぎするでなく、きちんと問題の根を見据えて日本国民全体で対処していかねばならないのだなぁと思いました。 あっぱれ、軽井沢のせんせv (内田康夫さんのこと)
『中央構造帯』 2002.10.10. 内田康夫 講談社
|