酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年11月27日(日) 『グッドバイ 叔父殺人事件』 折原一

 ネットで呼びかけて集まった人たちが一緒に自殺する。その中に僕の叔父がいた。しかし叔母は叔父の自殺に疑問を抱き、僕に調べるように命じた。しぶしぶながら調べ始めると、集団自殺を手がけようとしていたジャーナリストの存在が浮上してきた。そして僕を見張る冷たい視線・・・。叔父は自殺したのではなかったのか?

 フォントを変えて語り手を変え、視線が変わる。これに騙されないぞーと意欲満々で読みすすめたと言うのにしっかり騙されました。お見事っv 騙されていた事実がひとつとは限らない。折原さんならではのウマサでありまする。すごいなぁ。最後の最後で本当にビックリしたよー。いやぁ、あいかわらずのだまされ読者>私
 物語として読んだケレドモ、題材の集団自殺については背筋が寒い思いがいたします。死にたいけど一人で死ぬ勇気は無い、寂しい。だから死にたい人たちで一緒に死にましょ・・・なんてものすごい怖いことですよ。生きていれば、そりゃぁ泣きたいほど死にたくなる時があります。無い人は幸せだ。でもやはり自殺はいかんです。生きていればいいことがあるなんて美しいことも言えないけれど・・・でも自分から死ぬのはやーめーてー。

『グッドバイ 叔父殺人事件』 2005.11.21. 折原一 原書房



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