酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2005年12月17日(土) 『夢のカルテ』 高野和明+坂上仁志

 麻生健介は仕事で悪夢のような事故に遭遇した。それ以来、悪夢に悩まされ、眠れぬ日々を過ごしていた。健介は自宅近くの『REMカウンセリングルーム』にカウンセリングに出向く。そこのカウンセラー来生夢衣は夢で治療を施す。その治療法には夢衣の不思議な力が大きく作用して・・・

 夢というものは本当に不思議なものですよね。忘れていたことをひょこっと見たり、予知夢のようなものがあったり、後悔していることが繰り返し出てきたり・・・。夢ってその人の心奥深くに仕舞いこまれた潜在意識であることに違いないのでしょう。
 この物語は、不思議な力を持つ夢衣が健介と出会い、相手も自分も癒していく素敵な温かいストーリィ。夢衣がキチンと悩み苦しむこと姿には好感を持てました。こんなカウンセラーが存在するのであるならば、カウンセリングに通いたい。ふと本気でそう思ってしまいました。

 人を思いやるやさしい心には、どうしていつも哀しみがつきまとうのだろう?

『夢のカルテ』 2005.11.30. 高野和明+坂上仁志 角川書店



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