酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年01月23日(月) 『けものみち』 松本清張

 成沢民子は寝たきりの夫を抱え、割烹旅館で住み込みで働いていた。夫は若くして不随となり、民子への執着と欲望の獣と化していた。31歳女ざかりの民子は出口を求め、割烹旅館の客・小滝の誘いに乗り、夫を焼き殺し・・・

 この『けものみち』は今から40年くらい前の作品。なのに読んでみると現代でもきっちり通用するものでありました。やはり松本清張さんってすごい方だったのね。小説を読むと言うより、映像化されたものでしか接していなかったので、松本清張さんの作品を読んでみるのもいいかもしれないと感じました。
 さて、その映像化されたテレビドラマ『けものみち』を見て原作を読んでみた訳ですが、物語の骨格はそのままで、ドラマとしてはかなり今風のアレンジがなされています。小説では流されるヒロインでありましたケレドモ、ドラマではしたたかな物語を動かすパワーを持たせている感じ。なんにしても覚悟を決めた女はすごいものだわ。

『けものみち』上下 松本清張 新潮文庫



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