酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年02月12日(日) 『グイン・サーガ95 ドールの子』 栗本薫

 リンダはパロの再建とマリウスの去就に頭を悩ませていた。相談に乗るヴァレリウスはマリウスのお気楽さ加減に反感を押し隠せずにいる。ケイロニアではハゾスが行方不明のグインを案じ、グインの妻シルヴィアの男遊びに心を痛めていた。オクタヴィアは愛情を残しつつも、自分とマリニアを置いてまたしても出奔してしまったマリウスに愛想を尽かしていた。イシュトヴァーンはゴーラの新都イシュタールに戻り、カメロンに疑心暗鬼の念を拭えないでいた。そして我が子ドリアンを見た時、イシュトヴァーンは激しく動揺し、取り乱すのだった・・・

 グインのおかげで平安を取り戻したかと言うと、残された者たちはそれぞれの苦悩の日々が始まったようです。ああ、なんだか本当に新展開と言った感じがします。リンダとオクタヴィアはもともとの魂がしっかりした軸を持っているので、どんなに大変でもなんとか潜り抜けていけそうな安心感があります。しかしながら、不安定この上ないイシュトヴァーンとマリウス坊やにはまだまだハラハラさせられそうですね。栗本薫さんの頭の中でこれだけの多くのキャラクターが生き生きと息づいていると思うとヤッパリ空恐ろしいとしか言いようがありません。

『グイン・サーガ95 ドールの子』 2004.6.10. 栗本薫 ハヤカワ文庫



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