酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年02月18日(土) 『グイン・サーガ101 北の豹、南の鷹』 栗本薫

 グインはスカールと共にユラ山地へ逃げようとするが、追いかけるイシュトヴァーン率いるゴーラ軍に追いつかれてしまい戦闘となる。妻リー・ファの仇のイシュトヴァーンを討ち取ろうとするスカールを押さえ、グインが取った行動とはっ・・・!?

 ・・・いやはやグインってばまーたトンデモナイことを(苦笑)。101巻もスゴイと漏れ聞いていたので、また愛する誰かが死んじゃうのかとドキドキしていたので、この程度でよかったです(笑)。ノスフェラスで不治の病の身となったスカールは仇イシュトヴァーンを殺すことだけを生きる執念としていました。イシュトヴァーンはひたすらにグイン憎し、グイン愛し(欲しい)で執着しまくっています。壮大なグイン・サーガという物語の中でもしかしたら誰よりもあの醜いアリよりもシシュトヴァーンが一番救いのない人物なのかもしれません。恵まれた魅力的な人物であるにも関わらず、ひたすらに無いものをねだり欲しがり満足することがない・・・イシュトヴァーンの懊悩を読んでいると息苦しくなってしまいます。こんなオトコは愛せない。でもこんなオトコを救ってやりたい(不可能だけど)。そんな気持ちになるからトッテモ不思議。それに比べて困難に遭っても記憶が混乱していてもグインは何故だかだいじょうぶだと見守る事ができる・・・それはそれで損なことかもしれません(笑)。

『グイン・サーガ101 北の豹、南の鷹』 2005.5.10. 栗本薫 ハヤカワ文庫



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