酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEXpastwill


2006年02月20日(月) 『グイン・サーガ103 ヤーンの朝』 栗本薫

 グイン捜索隊のヴァレリウスやケイロニア戦士たちは、あたりの異様な魔界天象風情に動揺する。グインの気を求めて空に飛んだヴァレリウスが見たものは、壮絶な黒魔道師《闇の祭司》グラチウスと白魔道師《ドールに追われるオトコ》イエライシャの闘いだった・・・!?

 世界征服を目論む(?)ひょうきん魔道師グラチウスの底力をヴァレリウスが目の当たりをしたシーンが興味深かったですねぇ。グインの壮大な世界の中で忘れちゃならないのがコノ魔道師たちの存在。この魔道師たちが正義につくか、悪につくかで世界のありようを左右しかねないのであります。またこういう不思議な存在がグイン・サーガの世界をしっかと守ってくれている気がしています。確かにグインもイシュトヴァーンも超戦士ではあるのだケレドモ、そういう戦いのシーンにはそう食指を動かせない。まぁ、これは読み手の好みでありましょうが、私は魔道師の存在にかなり心惹かれるのであります。しかし、貧乏くじをひいた男が多い中、ヴァレリウスほど損するオトコは珍しいかも・・・。そして最初は全く眼中になかったキャラクターだったのに今は好き好きキャラに食い込んでしまったヴァレさんなのでありまする。

『グイン・サーガ103 ヤーンの朝』 2005.8.15. 栗本薫 ハヤカワ文庫



酔子へろり |酔陽亭酔客BAR
enpitu