酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年04月04日(火) 『あらしのよるに』 きむらゆういち

 ある嵐の夜に小屋に非難したヤギと狼がいた。その嵐の夜、二匹は互いの姿が見えず、会話だけで意気投合する。次に会う日を約束して別れた二匹は、約束の日に互いの正体を知り唖然としてしまう。なぜなら二匹は食う者と食われる者で友だちになんてなれないから・・・

 この物語は1994年に発表されてロングセラーとなり、去年は映画化までされてしまった優れものだそうです。実はこの物語がそんなに前に描かれていたこともシリーズ化されていたことも存じ上げませんでした(恥)。なんとなく知っていたのは話題になっていることと映画化されたことだけでした。小学生の国語の教科書にまで載っているのですね。すごいなぁ。
 私の読み方が邪道なのか、動物版ロミオとジュリエットだなぁと思ったのですが、どうも友情の物語の方が正解みたいで。でもそれにしてもホモだよなぁと思えるほどに二匹の間にラブラブ感を感じてしまうのです。うーん。まぁいずれにしてもここまで深い絆を築き上げることが出来るって本当に心に暖かいことですね。

 怒って、笑って、泣いて、必死に生きて、そして誰もが必ず死んでいく。
 生きものってみんな一生懸命で、みんなはかなく、それがいじらしくて思わずほほえんでしまう。

『あらしのよるに』 2006.1.1. きむらゆういち 小学館



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