酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年05月03日(水) 『終末のフール』 伊坂幸太郎

 8年後に小惑星が地球に衝突し、世界が終る・・・その発表から動乱の5年が過ぎ、滅亡まで残すところ3年となった。5年間で大概の悲劇が巻き起こり、それなりに落ち着いた後3年・・・人々はこの残された3年をどう生きるのか。

 うーん、参りましたネェ・・・。えっとですね、あと8年で滅亡、残すところ3年となった世界で生きる人たち、死のうとする人たち、新しい出会いをする人たち、命を生み出す人たち・・・いろーんなタイプの人たちが登場し、さりげなく物語りはリンクしていました。決められた死へ一斉にカウントダウンか。なんだかなぁ。極限で人間が浮き彫りにされてしまうってところかしら。うーん。恋旦那の死を目の前で看取った私としては死ぬことにジタバタって感覚がない・・・のではないかと思っているので。腹をくくってると言うか。いつかは誰しも死ぬし、と言うか。ああ、そうだな。ジタバタしたくないなって感じなのでしょうね。願望ですね。うん。

 「明日死ぬとしたら、生き方が変わるんですか?」文字だから想像するほかないけれど、苗場さんの口調は丁寧だったに違いない。「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」

『終末のフール』 2006.3.30. 伊坂幸太郎 集英社



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