酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
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2006年05月04日(木) 『紙魚家崩壊』 北村薫

 北村薫さんの物語を久しぶりに読みました。静かで怖くてうまくて・・・さすがだなぁと思いつつ、あっと言う間に読了。中でも「紙魚家崩壊」と「溶けていく」は怖かったなぁ。静かなる狂気・・・人間誰しも心のどこかに持っている恐怖なのではないかしら。

「様々な小説の中に、様々な人生がある。そいつを欠番のないように、総て自分の棚に閉じ込めようという執念が、まあ、いってみれば神の怒りに触れたんじゃないかな。世界を受け止めるには、この家はやわ過ぎたということさ」

『紙魚家崩壊』 2006.3.20. 北村薫 講談社



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