酔陽亭 酩酊本処
いらっしゃいませ。酔陽亭の酔子へろりと申します。読んだ本や観た映画のことなどをナンダカンダ書いております。批判的なことマイナスなことはなるべく書かないように心掛けておりますが、なにか嫌な思いをされましたら酔子へろりの表現力の無さゆえと平に平にご容赦くださいませ。
DiaryINDEXpastwill


2006年07月10日(月) DVD『NIGHT HEAD』vol.3

11 DRUG −薬物−
 御厨から一時的に力を封じ込める薬が送られてきた。ただし試薬品で副作用のほどがわからない。薬に頼るのはよくないと言う直人に一度だけ試してみたいとねだる直也。直也の願いを聞き入れて二人で服用してみると確かに力が消えている。嬉しくなって街へ繰り出すふたりだったが・・・

12 THE APARTMENT
 直也が少女の助けを求める気持ちをキャッチした。少女を探して辿りついたアパートでは住人達が少女の力を食い物にしていた。少女を助けようと部屋に飛び込んでみるとそこはもう・・・

13 CONFESSION −告白−
 美人姉妹の喫茶店で不思議な現象が相次ぐ。姉に恋人ができると恋人に不幸が襲い掛かり、姉妹の周りで妙な事が次々と発生する。直也はひっそりとした妹に好感を持つのだが、彼女の潜在意識は・・・

14 SHADOW −影−
 直也が誘拐事件を目撃し、しかも犯人のひとりに刺された。直也に誘拐された女性救出を頼まれた直人は単身犯人のアジトへ乗り込む。そこで犯人達に力を放出。直也がいない直人には抑制するものがなく、破壊する悦びに浸っていた・・・
 
15 APOCALYPSE −啓示−
 直人と直也を強烈な悪意が取り巻いていた。街を歩けば、サラリーマンに主婦に子供に殺されそうになる。彼らはみんな予知能力者・神谷司の言葉を盲信して、二人を排除しようと動いていたのだった・・・

 DRUGに篠原涼子さんが出演していました。さすがにロングヘアさらさらの超美少女。スタイルもいいし。今やトップ女優の仲間入りを果した彼女の若くて妖しい表情がトテモいい。薬に頼ってちゃいけないってことあるのですよねぇ・・・。エピソードはずっと英語タイトル+日本語意訳パターンできていたところ、このTHE APARTMENTには日本語意訳なし。まぁ必要もないのですケレドモ(笑)。異形の力を貪る普通の人間達。直人がよく言う台詞なのですケレドモ「おまえたちの方がよっぽど化け物だ!」ってことでありました。CONFESSIONは後味の悪いエピソードでした。潜在意識なんてコントロールできるものじゃなくて・・・。心の深い奥底で愛する人を妬んでいるなんて悲しすぎる。強すぎる愛情は憎しみを伴う、か。痛かったです。このエピソードは。SHADOWでは直人の潜在意識が出てきます。怒りがサイコキネシスに直結し、人を傷つけてしまう。そのことを畏れるあまりに力を抑え続けてきた直人。しかし、目の前の悪人に対して情け容赦なく力を発揮できて喜びすら感じてしまう。直也がいなければ直人は破壊の王となる・・・。だから二人は二人でいなければならない。直人の力は直也に関することでのみ発揮すべきものであり、闇雲に破壊すべき力ではない。必死で直也をとめる直人の怯えたような縋りつく目は愛らしい犬のようで胸がきゅーっとします(笑)。APOCALYPSEでは己を神と勘違いしている予知能力者・神谷司アゲインでした。神谷が直人と直也を排除したいと思い、神谷の信者たちが自分の神の望むことを果そうと動き始めて・・・なんとまぁ恐ろしい状態なのだろうか。すぐにピーピー泣き喚く直也はめげそうになるケレドモ、タイムリーに翔子が現れメッセージを与えてくれる。こうして大きな流れを見ていると神は翔子かもしれないなぁ。直人と直也を贔屓する神。
 直人と直也は美しい異形の者なのだと思います。突出する存在は打たれる。狙われる。妬まれる・・・苦労の連続だ。それこそが彼らの苦悩。彼らの受難。それら全てを受け入れて乗り越えて彼らはますます美しい異形の者となる。神となる。そういうことなのかもしれないなぁ・・・と思うのでありました。



酔子へろり |酔陽亭酔客BAR
enpitu